2010/04/14

本当に言いたいこと

今日のチョンさんのリハーサル後、芸術センターの近くにあるカフェでダンサー五人とチョンさんの計六人で三時間近く話しをしました。
もちろん会話は英語。
フィンランド人のエミーはもちろん、チョンさんも英語が出来るのですが、僕はものすごく集中しないと会話についていけません。

ここ二週間近くの英語漬け生活の中でわかったことは「本当に言いたいこと、心から相手に伝えたいことだけが伝わる」という単純なことです。
本当に伝えたいと思うとき、脳みそは、時をさかのぼって高校時代に必死て覚えた英単語を引っ張り出してきます。それらはすべて「伝えたい」という欲望のなせる業です。

本当に言いたい!と思った時にはすでに、フィンランド人と韓国人の間に割って入って喋ってました。。。

だからその時、自分がどんな英語で話したのかは、伝えようとすることで精いっぱいで、あとからは思い出せません。それくらい伝えることに集中していたということなのでしょうか。

今日は本当にいろんなことを話しました。ダンスについて。互いの文化について、そして哲学にまで話は及びました。。。

一人になった帰り道、僕の意見に相槌を打ってくれたエミーの顔や、チョンさんの顔を思い浮かべながら、ふと自分は普段こんなにも「伝える」ということを意識していただろうか?と考えてしまった。
舞台に立つ人間としてこのことは大いなる反省であるとともに、今後のためにものすごく有意義な時間だったと思う。

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