2010/08/31

有意義な無駄について

今日はようやっと公演後の色々が片付いて、本番を録画したビデオをはじめて見ました。
いやぁ、ヒドイもんです。ダメだしばっかりが出てきます。全体的にというより細かいところに納得がいかない点が多々あります。さらに公演後に言われた色々なことが、腑に落ちます。改善の余地は多分にあるぞこりゃ!

今回の『カイロー』は45分出っぱなしの3ステージだったのですが二日目はマチネ、ソワレの二本立てで、正直ラストの回はキツかった!もう少し、より効率的な体の使い方を学ばねばなりません。もっとしんどくなく出来るところがあるはず。呼吸に関して鍛錬が必要です。深い呼吸で踊れるように。

それって作家が一つの文章を書くのにどれだけコストを費やすか?みたいなことと似てるのかも?と最近思います。同じ振りでも違ったコストの掛け方と言うか、アプローチの仕方があるということだと思うのですが、やはり今の自分にとってポイントは呼吸かなと思います。日々鍛錬です。

その後、神田の古本街を散策。朝から走って、お昼を食べてブラリと神田へなんて、時間をもてあました昭和の文士みたいなタイムスケジュールです。
知り合いの方が今月号の「ユリイカ」に文章を書いているというので、早速購入すると、意外にも、他の知り合いの方の文章が二つもありました。やっぱり面白い人は面白いこと言うなぁ

のちにチャリで意味も無く地元を徘徊。こうなるともう文士ではなく、ただの夢遊病者みたいですが、結構これが自分にとっては大切な時間なのです。自転車に乗っているときが、もっとも頭がスッキリして物事の整理が出来ます。
ただ、コレを地元でやるとなると、いろんな意味でかなり、リスキーな行為と言えます。

女性の場合、就職せずに実家で暮らしている人のことを“家事手伝い”と言いますが、男性の場合のそれをさす言葉として“自宅警備”という言葉があるらしいです。働きもせず地元をパトロールしている男性。地元でコレをやると、単なるアクティブなニートととして近所で噂になりかねません。気をつけます。

ともあれ今日は“有意義な無駄”に溢れた一日でした。気がつけば夕暮れ。こうして2010年の夏も終わっていくのです。嬉しいような悲しいような・・・

2010/08/30

六本木に行ってきた


今日は人に勧められて六本木、森美術館に行ってきました。
六本木はセレブと外人の街です。美術展よりも見に来ている人や街の雰囲気に目が行ってしまいました。森美術館は何度も来ているのですが、毎回、展示品より、見に来ている人が気になってしまうのは、六本木という立地と53階なんて高さにあるからなんでしょうか?気持ちが浮つくんだなぁ・・・
あと自分は腐っても舞台人で、人が何を、どう知覚し、体を通して、どうそれをアウトプットしているか?ってことに興味が傾倒していて、森美に限らず、美術館とか行くと展示品よりも、それを見ている人のことばかり見てしまいます。
美術館という“作品を見る”為の空間に人が立ったとき、変化する“見る”人の知覚。展示品は、それらの知覚を引き起こす装置としてそこにあるように感じます。ビョーキですね。

展示品は撮影OKだったのでいろいろ取ってきました。上の白い木々の丘から顔が出てるやつは、この丘の下をかがんで進み、所々開いた穴からモグラのように顔を出して見る展示。他の穴から出た顔と目が合うとちょっと恥ずかしいです。コレが一番面白かったかなぁ・・・






































2010/08/29

秋の気配と稽古の再開

今日から10月に向けて、再始動です。あと二ヶ月で改善できることは、あれと、あれと、あれで・・・と言いつつも目下の目標はジョディ・メルニックさんの振付作品ですが、どちらにせよダラダラしていた体を引き締めなければなりません。

と言うことで夕方から上野公園でロードワーク。今日の東京は久しぶりの綺麗な夕焼けが見られました。夕方になると風も吹いて気候もやや涼しめ。ちょっと空にも秋の気配が・・・
上野公園には中学校の頃から走っているお決まりのコースがあります。筋トレとかは、すぐ飽きるので嫌いなのですが、走ることは景色も変わるし、大好きです。
そうです。何を隠そう僕の正体はバスケバカ一代。青春時代の半分を走って過ごしてたようなもんですから、トレーニング的なことが割りと好きなんです。
今はダンスバカにシフトしましたが、思えばこのコースを10年くらい走ってることになります。10年もなにやってんだかってことでもありますが・・・
ともあれ、次回のジョディさんに、何を言われてもベストを尽くせるように体を調整しておく必要があります。
彼女の振付は映像でしか見ていませんが、静かな動きの中に、身体的な強度が見られる振付で、今から楽しみです。体の芯を鍛えねば!ついでに英語も・・・頑張ります!

2010/08/28

狭い世界の広い繋がり

今日は、こまばアゴラ劇場にぺピン結構設計という劇団の作品を見に行ってきました。

実はこの団体に高校の同級生の同僚さんが出演しているということで、楽しみにしていきました。世界は狭いもんです。

その後、アメリカから来ている青年団員の方とお話しをする機会を得ました。今年は何故か外国人の方に縁があります。彼女は今回のサミットの『カイロー』をえらく気に入ってくれて、ダンスのこと演劇のこと、などなど、同世代と言うこともあって、すっかり話が弾んでしまいました。

自分が面白いと信じてやってきたことが国を超えて人に伝わると言う幸せをかみ締めています。ダンスやっててよかったなぁ。

さて、ここ二、三日こうして、いろんな人と話すうちに今回の『カイロー』の反省点が少しずつ見えてきました。

しばらくダラダラしたので、明日からまた体を動かそうかと思います。次は10月です。

でもその前にもう少し安らかな眠りを・・・甥っ子LOVE

TOKYO NOW


今日は恵比寿の東京都写真美術館へ行ってきました。東京に来るとたいていチェックしているのですが、今回はオノデラユキさんとジョン・ケージ《VariationsⅦ》を目当てに動く歩道に少々酔いながら行って参りました。写真は植田正治ですけども。
その後江古田へ日本大学藝術学部江古田キャンパス新設記念のダンス公演に行ってきました。

アセロラドリンクのCMの「アセロラ体操」でおなじみの珍しいキノコ舞踊団を目当てに、行ったのですが同時上演されていた山海塾の市原昭仁さんと言う方のパフォーマンスにしっかり圧倒されてました。


こういうときはしっかり感想を書こうと思います。以下感想↓


白塗りに依拠しない舞踏を見た。体そのものが美しい流れを持っている。半眼で、自意識をコントロールし、客観的な目でしっかりと作品を構成している。角がない。体も作品を作る手つきも滑らか。

パタンと背中が落ちたときも、情動が見えるのではなく、ただ乾いた粉が白く舞うのみだった。

それがとても美しかった。


その後、以前からお世話になっている東京のカンパニー「GRINDER-MAN」のリハーサルにお邪魔して、ひと踊りした後、飲みに。

嬉しいことに今回の『カイロー』を見に来ていただいたので、感想含め、いろいろな話をしました。

代表の田口さんは、一回りほど年下の僕に対しても分け隔てなく、作家同士として話してくださる方です。こうして東京でもダンス談義に花を咲かせることの出来る仲間がいるということは、本当に嬉しいです。

今日は本当に満腹な一日でした!明日は夏のサミット、ぺピン結構設計を見に行きます!東京は毎日刺激的です。

2010/08/26

地元で夏休み

今日は一日ダラダラしてました。
いいとも見て、昼ドラ見て、メールだの、ネットだのして、甥っ子と遊んだり、サイクリングしたり、実家の夏休みを満喫。こんなゆったりした夏休み、何年振りでしょうか?



夜には地元の盆踊りにいって一日をコンプリート。ブログの文章もまったりしてます。

あ、でもNEWS欄、更新しました。次回はNYの振付家さんの作品に出ます。本番は大阪なので、関西方面の皆さんチェックしてみてください!

終ったぁぁぁ!!


京極朋彦ソロダンス企画『カイロー』無事終了しました!
本当に充実した三日間になりました。来ていただいた方々、平日のお忙しい中、本当に有難うございます。アゴラ劇場の方々にも本当にお世話になりました。有難うございます!

終演後にはたくさんの方に声を掛けていただきました。アンケートの回収率もよく、アフタートークの回はほとんどのお客さんが終演後に、残って聞いていってくださいました。たぶん意味不明な振付が多かったため、皆さん興味を持っていただけたのではないかと思います。。。
今回、一番強く思ったことは月並みですが「継続は力なり」です。
この三年間、毎年アゴラ劇場で公演させてもらって、毎年新作を作って、日々鍛錬を積んで。。。
そんな積み重ねが今回の作品に反映されたと思います。去年出来なかったことが今年、機能できなかったことが今日、少しづつではあるけれど、実を結んでいます。
一昨年は『三番叟』で三人、去年は『肉体関係』で二人、今年はソロで一人と言うことでストイックすぎて仲間をどんどん失っているという噂もありますが(笑)
ともあれ
「体変わったね!」とか
「空間を上手く使えるようになったね!」とか
「汗がますます出るようになったね!」などなどお褒めの言葉をたくさんいただきました!汗は相変わらずですが・・・
ソロを作ることは一人になることです。孤独に押し殺されながら、孤独と遊ぶことです。
“あまた”の中から“一つ”を見つけることです。

そうやってとことん“一つ”を深めていったら、いつの間にか“あまた”の方から声がします。
支えてくれる人、面白かったといってくれる人、一緒に作品を作りたいといってくれる人が少しづつ増え始めます。それはわずかではありますが、大きな世界の広がりです。なんせ始めが1人ですから。

今回も作品を見てくれた方から、実際一緒に作品を作らないか?というお誘いをいただいたり、初日に来てくれた方が友達に紹介してくれて、翌日のお客さんを引っ張ってきてくれたりしました。動員数は日に日に増えて、3ステージで110人。僕含め、わずか6人の座組みで、本当によく戦ったよ!スタッフの皆様に感謝!ありがとう!

そして何より嬉しかったのは、サミットディレクター杉原邦生氏に「いい作品だわ~悔しいわ~」と言わせたことです!ディレクターをぎゃふんと言わせて、しっかり来週の『文化祭』にプレッシャーかけてきました!本番、楽しみのしてますよ!しっかり初日を見てから京都帰りますから!

2010/08/25

初日終了!

初日が無事終了しました!お客さんの反応もよく、皆さん笑顔で帰られました。本当に良かったです。

稽古場でたった一人で作り始めたものが、こうして人に直に伝わり、直に感想などを言ってもらえたりすると、本当に励みになります。
明日もこの調子でガンガン行きます!老若男女、国内外問わず楽しめる作品になっています(今日は下は18歳、上は60歳、西は九州、東?はNYのお客様が終演後、声をかけてくれました!)

ぜひ明日、劇場にお越し下さい!14:00開演の回はサミットディレクター杉原邦生氏を迎えてのアフタートークがあります。千秋楽は19:30です!お見逃しなく!
写真はアゴラの楽屋裏。三年目ともなると色んな思い出が詰まった場所です。明日も頑張るぞ!

2010/08/23

小屋入り初日!!

今日は小屋入り初日!
朝から気合い入れて仕込んだら、かなり余裕ができ、みんなで近くの洋食屋、キッチン南海へ。
ここは毎年小屋入り中には必ず立ち寄るお気に入りのお店です。ボリューム満点のカツカレーを食し、午後に備えます。
明かり作りも順調に進み、夕方にはほぼ仕込みはコンプリート!今回キッカケもさほどないので、あれよあれよと言ううちに通し稽古へ。ここまでスムーズに行ったのもスタッフさんのおかげです。

そして夜にはなんと、スペシャルゲスト磯和くんが遊びに来てくれました。彼は僕の大学の二年後輩で、今は東京で役者をしています。二年前の夏のサミットでは「三番叟」というダンス作品で共演しました。無駄に背が高く、無駄に声が低いです。

わざわざ遊びに来てくれたのでモップ掛けしてもらいました(笑)
先輩風吹かせまくりですが、愛情の裏返しです!こうして小屋入り初日は順調そのものでした。
後は明日、いい踊りを踊るだけです。ま、それが一番難しいんですけど!

明日の公演は19:30開演です。今日初めて通し稽古を見てくれた宣伝美術の岸本くんは「友達100人にメールします。これを見ろと!」と申しております。当日も料金は変わらないので、お仕事帰りにぜひこまばアゴラ劇場へお越しくださいませ!

2010/08/22

明日は小屋入り!

さあ、明日から小屋入りです。と同時に本番前日です!明後日、本番だって!?
もうやるしかないです。楽しむしかないです!

今日もアゴラ劇場の上の稽古場で、稽古していたので、アゴラのスタッフの方や青年団の方々にお会いする機会があって「楽しみにしてます」とか言われると、ヒヤヒヤしますが1人で踊る自分にとって本当に励みになります。
体と気持ちのコンディションを整えて、本当に楽しめる三日間になればと思います。
と思っていたら劇場の前に神輿と山車が登場!思わずテンションが上がってしまいました。夏もおわるなぁ~


夏の終わりの平日ですが、ぜひ仕事が早く終ったら、駒場東大前へ!24日、25日ともに開演は19:30からです!
25日の14:00の回にはサミットディレクター杉原邦生氏を迎えてのアフタートークもあります!

東京で稽古してます


今日は朝からアゴラ劇場の上の階の稽古場をお借りして、稽古をしました。

今回、小屋入り3日間のうち、仕込み1日の、本番2日という、ほぼ乗りうち状態のため、実際の舞台と同じ大きさの稽古場で稽古できるのは幸せなことです。
さらに今回は照明家さんは東京の方なので、DVDは見てもらってはいるものの、生で稽古を見てもらうのは今日が始めてでした。
こう書くと今回の小屋入りは、困難が絶えないように思われるかもしれませんが、僕は全くそんな風には思っていません。いつだって困難はつきまとうし、それとぶつかり合うことで良いものは必ず生まれるはずだからです。
早速今日、劇場の機構上、出来ない振り付けがあることが発覚しましたが、そこから新しい振り付けが生まれました。
まだ初日まで3日あるし、1ミリでも作品を良くすべく頑張ります!
帰り道、黒猫に二回連続、前を横切られたけど気にしない!

2010/08/21

東京到着!!

案の定本番前につれてすっかり更新がおろそかになってしまいました。
YouTubeに動画をUPしたところで、満足してしまいました…
今日、東京に到着です!気を取り直して更新頑張ります!

そして今日はアゴラ劇場に劇団野の上『臭う女』を見に行きました!
お芝居っていいなぁと素直に言える公演でした。アゴラの方々にもご挨拶。

なんだかんだで2008年夏のサミットから夏は三年連続アゴラで公演させていただいています。アゴラ劇場は街の中にある本当に暖かな雰囲気の劇場です。なんか駒場東大前の雰囲気と相まって、毎年夏に帰るお婆ちゃんちみたいな感じがします。

今日も駒場東大前商店街では盆踊りが行われていました。アゴラの楽屋は畳だし、洗濯機は二層式だし、蚊取り線香は電気じゃなくてい草のグルグルタイプです!落ち着くんだなぁこれが・・・

さて、明日はそんなアゴラ劇場の稽古場をお借りして、照明家さんに通し稽古を見てもらいます!ここに来て、まだまだ作品は成長します。ぜひ劇場に見に来て下さい!

2010/08/15

You-tubeアップロードの件

さて、本番まで約一週間ということで、今日You-tubeにリハーサル風景の動画をアップしました。

実はこれ、宣伝用と言うよりは、次回参加予定の企画の振付家の方に、自分の踊っている姿を見てもらうための、いわばWeb上プレゼンなのです。

こんな風に京都の片隅で踊っている僕みたいなもんの映像が世界中に配信できるってすごいなぁ・・・
お見苦しいとは思いますが、もし興味があればコチラから覗いてみてください。

さて、今日は、京都は東山へ稽古に行ってまいりました。
三条から知恩院近くを流れる清流を抜けて、稽古場へ。今日は本当に天気も良く、風も気持ちのいい一日でした。

明日は五山の送り火です。これが始まると京都の人は「夏も終わりやなぁ」となるのですが、僕の夏はこれからが勝負です!!頑張ります!!!

2010/08/13

今日は稽古場に政秀とマロン主催の政秀さんが来てくれました。相変わらずの男前です。通し稽古を見てもらいます。今現在作品は45分ほどです。恐らく劇場に入ってから50分ぐらいになるのではないかという予想です。


相変わらず一切の無音です。と言っても音響効果を使わないというだけで、色々音はすると思うのですが・・


いやあ、しかし45分動き回っていると体力が根こそぎ奪われますね。楽日は2ステージあるけど大丈夫かな?


イケメン政秀はこれまたイケてるコメントをのこして、イケてるパフォーマンスグループdotsのリハーサルに出かけて行きました。

dotsは本番まで約一ヶ月。夏のサミット2010、京極朋彦ソロダンス企画は、本番まであと10日ほど。納得いくとこまで持って行って、本番は楽しみたいものです!

2010/08/12

ヒトコイシイ男、アイノサメナイ女


昨日は京都UrBANGUILDに知り合いの出演するイベントに行ってきました。
京都UrBANGUILDとは言わずと知れた京都のイベントスポット。ほぼ毎日のように何かやっている、ミュージシャン、ダンサー、パフォーマーその他、有象無象たちの聖地みたいなところです。美味しいお酒とお食事と音楽、パフォーマンスの宴に酔いしれてきました。

行くと大抵知り合いがいて、その知り合いと仲良くなり、そのまた友達と・・・と狭い京都ならではのネットワークの中、昨日も共通の知り合いを持つ方と知り合いになり、なんだかんだで閉店まで居残ってしまいました。上半期を覆すぐらいわらったわぁ・・・やっぱり関西人は笑いの天才やなと、ひしひしと感じます。写真は男女のデュオを踊った二人。ちょっと面白すぎて、写真もブレブレです。幸せな夜でした~

2010/08/10

稽古を見てもらうこと

さて、東京での本番まであと2週間となりました。そろそろ、人に見てもらうことが重要になってきます。一人で作っているので、これは本当に大事です。

しかし今日は一人での稽古でした。良く人に「何時間も一人で稽古して、頭おかしくならないんですか?」という質問をされます。
もちろん“頭おかしくなる”んですけど、ちょっとおかしくさせないと僕の場合、体が遊び始めないという所があって、前にも書きましたが頭でっかちなので頭をどこかにおいてくるか、麻痺させるような事をしないと、どうしても体が動いて行きません。

いや、動くには動くんですけども、遊びになっていかないという所があります。「『遊ぶ』ことは社会の規則や制度、決まりごとから体を解除することだ。」と言ったのは、故、太田省吾さんでした。解除する。その手続きは、年を重ねるごとに難しく、込み入ってくるようです。

と、書いたとたんに「そんなことは思い込みで、今すぐにだって解除する方法はある」と自分の中の声が言う気がしますが、これ、やりだすときりがないのでいったん置いときます。。。
しかし実際、解除した状態をお客さんの前でするわけですから、どんどん人に見てもらうのは良い稽古になります。

かつて照明をやってくれる女の子に稽古を見せたとき「どうでしたか?」とたずねたところ、「かゆくなりました」という答えが帰ってきたことがありました。
いつかセクハラで訴えられるかもしれません。

2010/08/08

完全なるOFF

今日は稽古も何もない一日でした。天気も良く朝から洗濯、掃除、朝食を済ませ、また寝るという至福の二度寝。
とはいえ多少の事務作業があったのでそれを済ませてから、街へ。
本屋とカフェとCDショップのハシゴという至福のルーティーン。

こういう日は呼吸をするように活字が、音楽が、美味しいコーヒーが体に沁み渡ります。
しかも今日、山下残さんから「これだ!と思ったことを、トコトンやってください」という励ましのメールをいただき、山田せつ子さんからは「伸び伸びやってね!」とメールいただきました。先達はあらまほしきことなり。また明日からがんばります。

2010/08/07

創作意欲の源泉は、なんだっていいじゃないか

最近の京都はサウナです。サウナみたいではなく、サウナなんです。はい。
そんな中、稽古する日々が続いているわけですが、汗はとどまること無く流れ、体の水分は失われる一方ですが、創作意欲は不思議と湧きあがるばかりです。
ちょっと暑さで頭がイってしまったのでは?というくらい体を動かしています。くだらないことばかり思いついては、試し、膨大な量のボツを生みだしています。前に進んでいるかどうかは謎ですが、とにかく動いているという状態。
今回の『カイロー』は自身にとって、三回目のソロ作品となりますが、毎回この、ある種のハイな状態は毎回訪れます。試演会を終え、いろんな人にいろんなことを言われ、へこみ、踊れなくなり、塞ぎこんだ末に頭を家に置いてきて、体で稽古するという状態です。
これ、作品のためには良いのですが、なんせ頭を家に置いてきてますから、色々生活に支障が出ます。いろんなことがルーズになっていきます。忘れ物、注意不足などなど・・・気をつけなければ!

ともあれ今回『カイロー』は初演の『回廊』の再演とはいえ、ほぼ構成は変わり、新作的なにおいを帯びてきました。先日サミットディレクターにも了承を得たことですし、ガンガン変えて行きます。もちろん無音、美術無しあたりは変えませんが。
今日は稽古後に僕の先輩で、先日C.T.T.でご一緒させていただいた野渕さんが木屋町の町中で踊るということだったので見に行ってきました。そのアングラさ加減に、画像もブレブレ!こういうの見ると益々創作意欲が湧いてきます!

2010/08/05

稽古場レポ

今日は稽古場に写真を撮ってくれる方が遊びに来てくれました。撮られながら踊るときってちょっと普段とは違った感覚になります。 シャッター音とかに敏感になってみたり。

一枚目は、浮かんでるんだか、降ってきたんだか、よくわからなくなってる一枚。二枚目は向きを90°回転させてみると、めっちゃ頑張って壁を押してる人みたい。実はどちらも大したことやってるわけじゃないんですけどね・・・
 

2010/08/04

ご無沙汰してしまいました。

すっかりご無沙汰してしまいましたが、本番に向けて稽古は順調(?)に進んでおります。
ブログ更新が遅れていた間に、三大ニュースがありました。事後報告で申し訳ありません。
其の一
「シアターガイド」“気になるあの人”の欄に京極朋彦のインタビュー記事が掲載された9月号が発売になりました。是非チェックしてみてください。

其の二
東京都内に4万部配布されているフリーペーパー「Vivace(ヴィヴァーチェ)」に京極朋彦ソロダンス企画の今回の公演の情報が掲載されます。発行は8月16日。首都圏の劇場・ホール・JR・地下鉄主要駅などに設置されているので、是非手に取ってみてください。

其の三
サミットディレクター杉原邦生氏が稽古場訪問にやってきました。早朝に京都につき、打ち合わせ後にいらしたということで、かなりお疲れのようでしたが、毎度のごとく鋭いご指摘をいただき、有意義でした。

ということで、宣伝に、作品作りにと奔走しております。いいものが出来ますように!