2012/03/19

京極企画リハーサル、長い道のりの始まり!




はい!本日は京極朋彦ダンス企画のリハーサルがありました。

リハーサルといっても、まだまだ先の本番なので、ダンサー同士の体を合わせるような作業になるのですが、早くも作品の断片に手がかかるような瞬間が現れたりします。(写真はマッサージしてるだけですが・・・)

やはり、ダンサーがいること、体がそこにあることで、創作は進んで行きます。
用意していたワークから外れて、思ってもみない方向に進んだ末に、ふと、見たかったものが立ち現れたり。

とはいえまだまだ始まったばかり。先は長い!気長にやります。

2012/03/17

週末はキム漬け!

はい。目下リハーサル進行中です!
てか、もう来週は本番です。

あまり偉そうな事は言えないのですが、今回出演する学生達の顔つきも、変わって来ました。

なんか学生達と共にリハーサルをしていると、人が新たな事に挑戦し、何かを獲得していく姿を間近で見る事が出来ます。
それはそれは清々しい風景です。それぞれに、それぞれの挑戦があり、その答えは、それぞれが出して行かなければなりません。
それぞれに事なるバックグラウンドを持つダンサー達も、学生達も、皆等しく挑戦者である事。
それが今回の作品の一番の魅力になるのではないか?と思います。

明日も飽くなき挑戦が続きます!

2012/03/13

ゴリゴリ制作中

伊藤キムダンスプロジェクト「go-on」東京リハーサル、本日は照明家さんが稽古場にいらして、少しづついろいろな事が決まって来ました。

って全然アバウトな物言いですが、いろいろネタバレするので、はっきりとはいえません。

しかしながら、製作は着実に進んでいます。

森下スタジオでのリハーサルでは、東京メンバーと少人数で、密なリハが出来たり、キムさんの過去の公演の映像を見たりと、とても贅沢な時間を過ごしています。

京都芸術センターでのリハーサルは大人数で、これまでに経験した事のない人数と共に何かを作り上げて行く事の大変さと醍醐味をひしひしと感じます。

どちらも共に血となり肉となり、本番に繋がって行きます。

なんかこの混沌さ加減が、大学時代の授業発表公演を思い出します。
このフォーメーション組みとか!

2012/03/09

渋谷界隈

今日はいろいろな事がごちゃ混ぜになってやって来た日でした。

まずは夏の企画に振付家として参加してくれるMonochrome Circusのダンサー野村香子さんのイベントThe scales of Mermaid人魚の鱗を見に行ったら、前から気になってたダンスカンパニーMOKKの代表の方と出会い、同じ会場に名古屋のダンスカンパニーafterimageの制作さんもいて、どちらも共通の知り合いがいたっていう、本当にこの業界は狭いですな。

諸用を済ませたあと、渋谷ユーロスペースでピナバウシュ「夢の教室」を見ました。3Dの方じゃないやつ。

ダンサーになるって、技術だけじゃない。未だに自分に突きつけられる問い「踊りってなに?」って事に真っ向から向かい会う10代の少年少女の姿はとても美しく、清々しい気持ちになりました。

また明日からは京都でgo-onのリハーサルが続きます。東京メンバーに刺激を受け、また気持ちを新たに望みます!

2012/03/08

肉の向こう側、振りの向こう側

今日も森下スタジオでのリハーサルが続いております。
今日はKEKEさんと組んでのワークをキムさんにじっくり見てもらうという、贅沢な時間を過ごしました。
二人にあった動きと展開。これが他のダンサー達と並んだ時にどうなるか?

まずはパズルのピースの精度を上げていく作業になります。

その後は、全員でのワーク、ディスカッションを経て、振付。
なんか変な言い方ですが、久々に「ダンス作ってんなー!」って感じがして、楽しいです。

体は筋肉痛を通り越して、味の向こう側ならぬ、肉の向こう側に行っている感じです。

その後、シアタートラムに山田うんさんの新作を見に。知り合いのダンサーが二人出ていて、二人ともバリバリ踊ってて、それがまるで遊んでいるようで、それはそれは美しいのでした。

終演後、直接話したら「遊んでるように踊って」という指示をもらって、後はダンサー同士で作ったという場面もあるという事でした。

振付は決まっているけど「遊んでる」ように見えるって事は、気持ちが振りの向こう側にあるって事なんだろな。

そこに至るまでには膨大な時間と労力が費やされていると思います。
それが集団を組んで、リハーサルを積み重ねる、カンパニーの強さだなと、改めて思いました。
メンバーそれぞれの違いを含めて、作品だけでなく、関係性を育てていく。それがカンパニーの良さなんだなと。

自分でカンパニーを立ち上げた理由も実はここにあります。
今日はその先達にお目にかかれた事で、自分のやりたかった事がさらに明確になりました。
見に来てよかった!

明日、明後日もシアタートラムでやっていますので、是非に!
http://coyamadaun.main.jp/web/?page_id=168

2012/03/07

東京リハ二日目

今日は伊藤キムプロジェクト、東京リハ二日目でした。

参加メンバーは東京のメンバー伊東歌織さん、梶原未由さん、KEKEさんと、伊豆さん、キムさんと、僕です。今回初めてご一緒するダンサーさん達は、めちゃくちゃハイブリッドです。

今、何が成立するか?どう自分を成り立たせるか?
体の技術だけでなく、研ぎ澄まされた感覚から繰り出される動きと、確かなレスポンスが、一緒に踊っていると、体を通じてビシビシ伝わって来ます。

慣れ親しんだ仲間と、決まった振りを精錬させていく、あるいは自分一人で振付を考えて行く事が、最近多かったので、こうして新しい体と、荒野に放り出されるような経験は久しぶりで、かなりエキサイティングなリハーサルとなっています。

そう思うと、ダンスって不思議です。人が変われば、自分も変わるし、集中の仕方も変わるので、時間の流れ方まで違う。
初めて会うけど、知っている。体が体と会話する。
再来週、東京と京都のダンサーが出会ったときを想像すると、今から楽しみすぎてニヤニヤしてしまいます。
go-on / からだの森をゆく 

サイト http://go-on-kim.com/

からだの森をゆく We must 『go-on』

胸の中に、円盤の上にのったボールがある。それが動くと体が動く。ボールが円盤をはみ出した時、体は外に弾かれ、ボールに引っ張り回される。
ひじに、手先に導かれ、体が体に翻弄される。
伊藤キムさんによる舞台公演『go-on』からだの森をいくプロジェクトのリハーサルが続いています。
ダンサーはキムさんの言葉に愚直なまでに没頭し、体が意図しない事が体に起きるところまで、出かけて行きます。

動きを生み出すためにモチーフを使い、イメージを持ち、言葉を紡ぎ、感情を震わせ、動きが訪れるのを待つ。やがて体と知覚がフルスピードで追いかけっこを始めるまで、体を投げ出し、使い尽くす。

これは肉体的にも、精神的にもかなりハードな作業であり、容易に答えの出ない険しい道のりです。稽古場では、迷い、戸惑い、立ち止まりながらも、体と辛辣に向き合うダンサー達の姿が、見られます。それぞれが、体ひとつで、混沌と困惑の中を行く中、徐々に熱気を帯びて行く稽古場には豊かで贅沢な時間が、流れます。

体の中には円盤なんてない。その上ボールなんて、ありっこない。
しかし、私達はその先に、かつてない発見がある事を願って、飛び込むのです。なんてったってこのプロジェクトのタイトルは『go-on』からだの森をゆく

険しくも楽しいハードなピクニックは、まだ始まったばかりです。
go-on / からだの森をゆく サイト http://go-on-kim.com/

2012/03/01

リハーサル開始!



今日から京極朋彦ダンス企画のリハーサルが始まりました!
自身の振付で久々の新作に心踊っております!
写真は今回出演してくれる倉田と、それを持ち上げる松尾。二人共造形大の後輩です。


倉田が軽過ぎて、ホイホイ持ち上げるので、赤ちゃんを高い高いしてるみたいな状態ですな。
まだまだ続く寒さの中始まった、夏までの長い道のり。出演してくれるダンサー達、関わってくれるスタッフを信じて頑張ります。
ちなみに今回の企画はKYOTO DANCE CREATION (略してKDC)と題し、京極朋彦ダンス企画プロデュースという形で、僕の振付作品と、京都で活動する若手振付家、三名の作品を同時上演します。

これを気に、京都の若手全体が盛り上がればいいなぁと思います。

ともあれ、いいものを作ります。
いいものを作る事が、次に繋がる唯一の架け橋であり、最新作が最高傑作でありたい。
そのためにも、早く暖かくなって欲しいものです!

iPhoneから送信