2012/12/13

二足の草鞋と その歩み

さて、忙しい日々の中、更新が途切れがちですが、ブログ頑張ります。
なんせ本番10日前を切ったので、バタバタしております。
そうじゃない時も常々、バタバタしているのですが・・・

この稼業は自分で何でもやらないといけないし2、3の企画を同時進行なんて当たり前、それに加え一年後二年後の準備も重なってきます。

かつて大学の恩師に「2年後のスケジュールを常に念頭に、夢は三年後に見ろ」と言われましたが、まさに今その状態です。
しかしながら本番は9日後には幕を開けるわけです。ひー!!

とはいえこれらすべてが自分が望んだことですし、自分で自分の未来を変えていくことのできる楽しさがあります。決して思い通りにはならないけれど、それもまた楽しかったり。
特殊な職種ですな。

さて、9日後に迫った本番。今回は人の作品にダンサーで出演させて頂くのと、自分の振付作品を作るのと、二足の草鞋です。
実はこの二つの履き心地は、全く別のようでいて、近いものがあります。
この二足を履いているからこそ開ける道があるとでも言いましょうか、踏み出した片足は、次の一歩に。その一歩は所のまた一歩にと、力と示唆を与えてくれます。
同時に、どちらの足のどこがバランスが悪いのか、どんな癖があるのかを教えてくれます。

具体的には、ダンサーとして自分はまだまだ体の使い方が荒い。目指すものには程遠いということ、そして振付家、演出家としては言葉、技術が拙い。

どちらもまだまだ経験不足の軟な草鞋です。どちらかに集中してやる方が潔いという意見もあるでしょうが、正解なんてないと思うし、今僕はこのやり方がしっくりきています。

その分、批判の矢面に立つこともありますが、とりあえず今は目いっぱいやるつもりです。
むしろ来年度のプロデュース業なども加わると、足では足りず、手や顎で歩かなければいけなくなりますが、何よりも自分の足で(時に顎で)タコを作ってでも進むことが、今は重要だと思います。

今まで僕は多くの演出家、振付家の大船に乗って進んできました。それで進んだ気になっていました。そんなチャンスに恵まれたからこそ、そのありがたみを実感すると同時に「このままでいいのだろうか?」という疑問が生まれました。
だからこそ、どんな小さな小舟でも自分の力で進んでみたいと思ったのです。

自分で歩み、傷づくことで、他人のではなく、他ならぬ自分の経験を獲得していく。今はそんな時期かと思います。
来たるべき未来のために。

それが3年後だとはとても思えませんが・・・

とにかく9日後、一つの答えが出るでしょう!ぜひ劇場でお会いしましょう!
お待ちしております!!!

公演詳細http://kyo59solo.blogspot.jp/p/news.html

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