2013/05/16

京極朋彦ダンス企画『理想の森』ダンサー紹介パート8

京極朋彦ダンス企画『理想の森』小屋入り一日目にして、明日本番!ということでダンサー紹介パート8、ラストを飾るのは島の神こと、島崇(シマ タカシ!!
島君も京都造形大学の後輩に当たり、マレビトの会の作品や、日野晃さんの作品に出演するマルチプレーヤーです。去年、伊藤キムさん振付作品『go-on』でも共演させていただきました。

今回、島君は作品の核を担っているといっても過言ではないくらいの大活躍を見せてくれています。豊富な運動量と長い手足、そして何よりその、ひたむきに稽古する姿勢が、彼のダンスを日々進化させています。

そして誰よりも今までの自分から、新しいところへ行こうとする姿勢があり、日々、島君にどんな言葉をかけることができるか、僕自身が鍛えられています。

そして今回、本当に難しいと感じるのは、集まったダンサー8人のバランスについて。
体型もバックグラウンドも違う8人が、どうしたら一緒にいられるか?何がダンスとなり、どんな関係が結ばれるか?
それを問うとき、その中心にはいつも島君がいます。
そして稽古場でも、かなり鋭い目で全体を見渡し、瞬間瞬間の判断をしていく。そのスピード感は、驚くべきものがあり、僕自身ダンサーとして学ぶことも多々あります。

それはきっとダンスに限らずに、第一線で活躍する人々と共に過ごした時間が島君の体内に蓄積され、骨肉化されているのからなのでしょう。

一度言ったことの次には、必ずそのレスポンスが返ってくる。この反射神経は振付をしていて本当に面白い部分でもあり、僕自身の更なるレスポンスが要求されるということでもあるのです。
僕はまだまだ未熟ですが、島君を通して、改めて振付というモノの難しさと、面白さを学んでいる最中です。

これだけ褒めて、明日からの本番が逆に心配ですが、本番は本番の島崇が、必ず立ち上がってくるはずです。それだけの信頼と、それを裏付ける稽古量が、彼にはあります。

明日、島崇の次なるステージが開演します。僕はそれを心待ちにしている観客の一人でもあるのです。



島の神と呼ばれる所以は、単にそういうシーンがあるというだけでなく、

0 件のコメント:

コメントを投稿