2011/05/30

手巻きパーティ in Tokyo

一週間ぶりのごぶさたです。

先週は東京で打ち合わせをして、夏に一緒に企画をやる写真可さんの個展や、ポーランドで映像上映をして頂いた山口典子さんの個展を見た後、『川と出会い』でご一緒した青年団の役者さん小瀧万梨子さんの一人芝居、その名も『小瀧ソロ』を見てきました。まず芝居でこのタイトルすごいね!
そして友人宅で数年ぶりのに「手巻きずしパーティ」なるものをしました。なんか自分はそんなにパーティーピーポーではないと思っていたのですが、僕の周りにはイカしたパーティーピーポーズが沢山いて、なんだかんだでいつも誘われて行くので、僕も立派なパーティーピーポーなわけです。
ともあれ楽しかった!

そして今朝、京都に帰ってきて、そのままバイト、打ち合わせ、帰宅。というコース。
いよいよ今週から6月14日「love songs」に向けてのリハが始まります。楽しみです。

今回のテーマは「今までやったことのないことをやる」です。曲を使って振りを作ることから始まり、あれやこれや、、、ライブイベントってのをいいことにい色々試してみたいと思います。

是非みなさん遊びに来て下さい!詳細はNEWS欄にて!

2011/05/23

夜の勘を取り戻せ!

はい。週末は色々ありまして、すっかりブログもサボりがちになってしまいました。

まず一つはポーランドの『カイロー』の上映が好評で、ポーランド人の関係者側から「是非生で見たい!」というオファーがあったということ。

しかしながら、まだ何も具体的には動いておらず、先方も予算繰りに苦労しているようで、いつになるかはわかりませんが、ぜひともポーランド公演、実現させたいじゃないですか!なんなら自分で助成金とって行きますよ!ポーランド!

で、さらに来月、ダンスのイベントに参加させて頂けることになりました!
詳細はNEWS欄に載せていますが、そう、会場は京都、Urbanguildです!京都でコンテンポラリーダンスを見るならココ!と名高いカオスの殿堂に、初参戦します!

観客としては何度も行ったことがあるのですが、出演するのは初めてです。関西でダンスを初めて5年。とうとうココに足を踏み入れる日がやってきました。(大げさかしら?)

しかもイベントタイトルは「love songs(in Kyoto!!)」

in Kyoto!!ってのはつまり、主催者の南弓子さんは現在東京で活躍されているダンサーさんで、このイベントはin Tokyo!!もあるってことなんですって!(in Tokyo!!は東京のダンサーさんが参加されるようです。)

出演ダンサーが自分の好きなラブソングを持ち寄って踊るという企画主旨があるので、ここ何日か僕は、ラブソングばかりを聞いていて、脳みそが、だいぶ甘ったるくなって来ています。

が、普段、既成の楽曲を使って踊ることが、滅多にない僕にとっては、いい機会です。頑張ります!

そして、他の出演者も超豪華です。関西の面白いダンサー達が勢ぞろいします!
平日の夜ですが、ぜひ遊びに来て下さい!

「明日はみんなに平等にやってくる」っていうのは、たちの悪い酔っ払いの言い分ですが・・・翌朝に余裕のある方はぜひ、朝まで踊りましょう!

やっぱり学生のころはみんな、一日リハして、夜クラブイベントで明け方まで踊りほうけて、そのままバイトへ、とか普通だったけど、最近僕の周りも、そうともいかないですね。

そう考えると、このコースが未だにありえる自分か恥ずかしいようでもあり、逆に誇らしいようでもあり、、、いや、やっぱり自慢できることでもないですね。。

ただUrbanguildという場所で出来ることは本当に光栄に思います。そこには本気で夜遊びする大人がたくさん集まります。中途半端な遊びは通用しません。そのぶん面白い!

最近は遅くても20時とかの、健やかな現場で踊ることが多かった分、このディープな宴に向けて、夜の勘を取り戻すべく、日付をまたいで街に繰り出す必要がありそうです。(付き合ってくれる方募集!)

2011/05/17

だ、だ、だんす。

久しぶりにブログを書いています。
最近、バタバタとしていて、じっくり体と向き合う時間が取れなかったのですが、今日やっと、短い間でしたが、じっくりと体と向き合う時間が取れました。

先月の本番で経験した、新しい体の使い方、考え方が少しづつ自分の体に浸透していっているのを感じます。そして、先々の不安や、直面するストレスに揺れていた気持ちも、少しづつ和らいで行くのが感じられました。

わが心の師、チョンヨンドゥ氏は僕に「ダンスはあなたの人生を救います」と言ってくれました。今、その意味がよくわかります。

元々、引っ込み思案で、心配性で、自分の欲しいもの、好きなものを上手く言えなかった性格を少しづつ変えていったのは舞台であり、ダンスです。

もちろん今でも僕は相当ビビりで、自分の欲望を上手く表現できません。しかしダンスはそれを表現するのを、少し助けてくれています。

おそらくダンスをやっていなかったら社会と繋がっていったり、人とうまくコミュニケーションをとるのが難しかったでしょう。

だからこうして自分の体を見つめたり、呼吸の仕方を確かめたりする時間は、僕にとってかけがえのない時間です。

こうしてゆっくりと体を作りつつ、新たな経験に飛び出していく準備をするのです。

そして来月、あるイベントへの出演依頼をいただきました。ありがたいことです。また新たな経験がこの体に流れてくることになります。今の体を良く聴いて、ぬかりなく準備すべし。
詳細決まり次第お知らせします。

あ、そうそう、ポーランドでの『カイロー』の上映は大変好評だったそうです。
「こんなダンス見たこと無い!」とポーランド人を驚かせたようです。そらそうだわ(笑)

こうして、様々な形で僕の人生を手助けしてくれている?ダンスに感謝しつつ、新たな明日に向けて、おやすみなさい。

2011/05/09

JAPANESE PERSPECTIVE NOW !

さて、GWも終わり、今年の夏に向けてのプロジェクトが少しずつ動き始めました。
まだ公式に発表できる段階ではないのですが、いろいろ画策しております!決まり次第ブログにUPしますので、ぜひチェックしてみてください。

そして今週、遥か彼方ポーランドにて僕のソロダンス『カイロー』の映像が上演されます。
これがプログラム。メインは現代美術作家の山口典子さんのメディアパフォーマンス『ケータイガール』なのですが、『カイロー』もバッチリ30分間(編集済み)上演されます。

笑えるのがこのプログラムのタイトルが「JAPANESE PERSPECTIVE NOW !」ってこと!ポーランドに大いなる誤解を残して行きそうなこのイベントですが・・・ともあれ海外で作品が上映されるのは喜ばしいことです。

んでもってさらに、以前大阪、天王寺のロクソドンタブラックという劇場で行われた「ダンスの時間」にて上演されました作品

倉田翠+京極朋彦『頼むから静かにしてくれ』の映像がyoutubeで見られます。リンク先はこちら!

今のところ、このブログからしか見られないようになってますが、もし再演とかあったら公開しようと思ってます!というのも作品は是非、生で見ていただきたいと思うからです。

だからポーランドの人にも、生で『カイロー』を見てもらえたらいいな~

2011/05/08

明日のメディアとダンスWSショーイングに寄せて

メディアとは何か?と思い、辞書を引いてみたら、機関、方法、手段、媒介といった言葉の中の一つに、「適切な妥協点」とあった。このことに、すっかり納得しました。

つまり人はメディアを間に挟むことで他人との「適切な妥協点」を見出して、それをコミュニケーションと呼び、生活を築き上げている。ということです。
言葉も、音楽も、IT機器も、もちろんダンスも。メディアと呼びうるものは全て「適切な妥協点」であると。

そういってしまうと、なんだか悲しい気もしますが、逆に、妥協点という、ドライな響きに僕は安心感を持ちます。

それは、メディアを通して他者と「わかりあえる」というような幻想にとらわれなくて済むからです。
他者は「わかりあえない」からこそ「他者」なのであり、そのことは絶望ではなく希望だと思えます。

なぜなら、それは、人と何かする時に、「わかりあえない」という事が、一つの起爆装置として物事を動かしていく力になると、僕は考えるからです。

他人同士「わかりあえる」なんてことは、究極のところ無い。

それでも人と何かする時に、確かにあるのは「わかりあえない」というストレスと、「わかりあえた気がする」という実感です。ときにストレスも実感も、物事を動かす力になります。

「わかりあえない」ストレスも「わかりあえた気がする」実感も、方向は違えど、それぞれエネルギーを持っていて、どちらも物事を動かす起爆装置なのです。

エネルギー自体に正しい、正しくないはないのです。エネルギーの使い方に正しい正しくないはあるんだろうと思います。

今回僕たちはこのエネルギーをダンスという形にしました。メディアとダンスの違いは未だにわかりませんが、人と何かする時に、そこに確かに生まれるエネルギーの消費端末の違いみたいなものではないかとも思います。

メディアがダンスに奉仕するでもなく、ダンスがメディアに寄りかかるでもない、みたいな考え方ではなく、そもそも両者は同じであり、見えてくるものはそれらの「適切な妥協点」なのではないかと思います。それは決して悲観的ではなく、むしろ楽観的、あるいは建設的な希望を込めてそう思うのです。



2011/05/06

生活の成り立ちについてのメモ

どんな状況でも、やり遂げようとすることが、必ず次へ繋がっていくと信じてみる。

はい。今、そんな感じです。気持ちが引き裂かれんばかりの理不尽、不寛容、ストレス、そんなものに囲まれて、気が狂いそうです。でも大丈夫。

一つのレイヤーで今の状況を考えると、一刻も早く逃避すべきなのですが、も一つレイヤーを用意して、今の状況を眺めてみると、ある意味、新しい経験をしていると、言うことになります。
「気が狂いそう!」とか、ある意味、淡々とした日常の中の、めったにないイベントです。

やりたくない、それでもやるしかない!とかではなく、その二項対立の図式を、少し離れて見てみる。

最終的な目標を果たすための手段としてよくやる手です。もちろん最終的な目標ってのは生きるってことで、死なないってことなんですが。

そうやって蓄えるんです。いろんなことを。
その蓄えが、きっとどこかで役に立つことを信じて。というレイヤーもかけてやると、いよいよストレスがイベント化します。「気が狂いそう!フェス」の開幕です。この滅多にないイベントは楽しまなきゃ損!といった具合に。

とはいえストレスは溜まります。大いに迷います。理不尽は、やはり理不尽ですから、どうしようもなく、腹は立ちます。だからこのブログも一つのレイヤーなのでしょう。書くことで、冷ます。あるいは多くの友人の力が必要になります。喋ることで、冷ます。

で、もっともっとひいて、もっともっと冷まして考えてみれば、楽しいことも、辛いことも、沢山経験して、それがささやかでも人のために役に立てば、人間として生きて死ぬことの八割を果たすことになるのではないか?という所まで行きます。僕の場合ですが。

どんなに些細でも誰かのためになって、人生を終えられたら。だから、いつでも敏感でありたい。迷い、たじろぎ、震え、いつまでも、どこまでも細かく感じていられるような人でいたい。

というところまで。おおげさですが、そこまで。いや、ほんとに。

その辺まで来たらだいぶ怒りも収まってきます。

そこまで行くと、一体何の話だかわかんなくなってきます。「気が狂いそう!フェス」ってなんだよ!?というセルフツッコミを済ませたあたりで、後は寝ます。

その行きついた先が正しいとか、正しくないとかではなく、そうやって目の前の理不尽に対処しています。

僕はそうやって生きており、僕の生活はそうやって成り立っている。というお話でした。おやすみなさい。

2011/05/01

五月になっちゃいました。

しかしまあ、色々あった四月が終わって、もう五月です!

もうね、いろんなことがありすぎて、わっちゃわっちゃしたけれども、なんとか五月を迎えられました。

五月は五月で色々アリマクリなんですが、とりあえず明日(5月1日)京都三条商店街にて東日本震災のチャリティーイベントに参加します。

久々に野外即興します。僕の出演時間は 16:45から。イベント自体は14:00から、いろんな方が出ているので、チェックしてみてください。(詳細はNEWS欄で)

そして5月8日は初音館スタジオで、今受けている「京都の暑い夏」のWSショウイングがあります。僕が受けているのは「メディアとダンス」というWSです。これまたどうなることやら・・・お楽しみです。

そして「カイロー」の映像がポーランドで上映されて、五月後半は、知り合いの作家さんの個展を二軒見に東京へ行きます。

そこで夏の東京に向けての打ち合わせとかしてたら、恐らく5月は飛ぶように終わります。間違いない!


それにしても、今年度明けてからのこのドタバタっぷりは、近年稀にみるドタバタで、本当に大変でしたが、なぜそれを乗り切れたのかを考えると、そこには京都の仲間たちの支えがありました。

この一ヶ月、本当に忙しかった割に、本当に沢山の人に会った一ヶ月でもありました。東京、京都で話を聞いてくれた皆さん、本当にありがとう。公演を見に来てくれた皆さん、本当にありがとうございます。

関東で仕事をするようになって、改めて「拠点」である京都の大切さを噛みしめています。

京都のみんなに恩返しできるように、今後も頑張りたいと思います。そのためにはもちろん、GWも返上です!!