2014/01/21

ダンスがみたい!新人シリーズ『幽霊の技法』終了!

 
 
 
ダンスがみたい!新人シリーズ『幽霊の技法』、昨日無事に終了しました!
ご来場いただいた皆様、終演後お声かけいただいた方々、そして今回のクリエーションに携わっていただいた全ての人に感謝させていただきたいと思います。
特に僕のわがままに最後まで付き合っていただいた日暮里d倉庫のスタッフの皆様には頭が上がりません!

まだあまりお客さんの感想など聞けていないのですが、今回の作品は自分でも初めてのことにいろいろ挑戦しつつ、本当にギリギリまで(本番当日まで)悩みました。
京都でじっくり作ったにも関わらず、直前にガラリと変わったり、アクシデントが重なったりと本当にバタバタだったのですが、そのおかげで今の自分のダンスを(その未熟さを含め)明確に見直すことができた気がします。

そしてそして!今回の『幽霊の技法』は3月、居間 theater さんがプロデュースするイベントにてデュオ作品に生まれ変わります!

しかも会場はまた日暮里、HAGISO(http://hagiso.jp/)にて、!   

◆『幽霊の技法』振付:京極朋彦/出演:伊東歌織、京極朋彦
◆『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ(仮)』構成・演出:稲継美保/出演:酒井幸菜、山崎朋

二つのプログラムが同じ会場で展開します。詳細は近日、このブログでも公開致します!

今日は一日死んだように眠っておりましたが、明日からは3月に向けて再起動します!
頑張りますーーー!


2014/01/12

遅ればせながらの明けまして

新年明けましておめでとうございます!!
 
ということで、年が明けて随分経ってしまいましたが、今年もよろしくお願いします!この写真は昨年渋谷の3DボディースキャンスタジオCUBEで撮影した僕の3Dデータ。今年も上を向いて歩こう!ってことで、上向きな画像をアップしてみました。
 
年始からは新作『幽霊の技法』に向けてとにかく稽古していたわけですが、いやはや毎回繰り返す本番前の、この必死感にはいつになっても慣れませんね。
本当に自分には何もない、それでも周りの人が「いや、あるでしょ、さっさと踊りなさいよ、辞めるのなんて簡単なんだから」と言ってくれて、毎回消えかかるダンスの灯火を、辛うじて燃やしていくという繰り返しです。
 
昨日も京都芸術センターで公開リハーサルがあったのですが、何度も僕のダンスを見てくれている人、初めて出会う人が、皆さん好き勝手言ってくれる 笑
その一言一言がありがたいです。そしてその後、飲みに誘ってくれる先輩達。その一つ一つが僕のダンスになっていくのだと思います。
 
たった一人で舞台に出でいく、その直前、舞台袖で思い出すのはそういった人たちの顔です。
どんな舞台も、いつも思い出すのはこの瞬間。
自分が舞台に出る直前の時間。この時間ってとても特殊な時間で、これから来る日常の上に重なって、少しだけ浮かび上がったような不思議な時間への架橋。その橋際に立つような時間。
僕はこの橋を渡った先の時間も好きですが、ここに飛び込んでいく間際。“あわい”の時間がとても好きで、だからこそ何度も僕は舞台に立つのだと思うのです。
 
それはなんだかバスケの3ポイントシュートと似ています。(私、中高バスケ部員なので)
ボールが手から離れた瞬間からシュートが決まるまでの時間。
自分も含め、会場の全員の視線がボールの行く末を眺めている時間。結果がどうなるか全くわからない時間。それでも練習で何度も繰り返した指の感覚で、打った本人にはなんとなく、未来が予感できるような、そんな“あわい”の時間が、舞台上に出る瞬間にあるような気がします。
 
そして今は試合で3ポイントが決まるかどうかではなく、「決める」と強く願いながら練習する時間でもあります。一番辛い時期ではありますが、仲間の支えによってなんとかシューズを履き、コートに向かうのです。(今、冬の早朝の体育館の寒さを思い出して戦慄していますが、京都もそれに負けないくらい、すこぶる寒いです!)
 
と、いうように、日頃お世話になっている方々に、新年の挨拶もままならないまま、現在創作に没頭しています。
1月20日が終わって初めて、私は2014年が迎えられる気がしています。
 
どうかお時間ありましたら、新年のダンス観劇初めにぜひ、日暮里d倉庫に足をお運びください。
ご予約は京極までご連絡いただければ、チケットを取り置きさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
京極朋彦