2012/03/08

肉の向こう側、振りの向こう側

今日も森下スタジオでのリハーサルが続いております。
今日はKEKEさんと組んでのワークをキムさんにじっくり見てもらうという、贅沢な時間を過ごしました。
二人にあった動きと展開。これが他のダンサー達と並んだ時にどうなるか?

まずはパズルのピースの精度を上げていく作業になります。

その後は、全員でのワーク、ディスカッションを経て、振付。
なんか変な言い方ですが、久々に「ダンス作ってんなー!」って感じがして、楽しいです。

体は筋肉痛を通り越して、味の向こう側ならぬ、肉の向こう側に行っている感じです。

その後、シアタートラムに山田うんさんの新作を見に。知り合いのダンサーが二人出ていて、二人ともバリバリ踊ってて、それがまるで遊んでいるようで、それはそれは美しいのでした。

終演後、直接話したら「遊んでるように踊って」という指示をもらって、後はダンサー同士で作ったという場面もあるという事でした。

振付は決まっているけど「遊んでる」ように見えるって事は、気持ちが振りの向こう側にあるって事なんだろな。

そこに至るまでには膨大な時間と労力が費やされていると思います。
それが集団を組んで、リハーサルを積み重ねる、カンパニーの強さだなと、改めて思いました。
メンバーそれぞれの違いを含めて、作品だけでなく、関係性を育てていく。それがカンパニーの良さなんだなと。

自分でカンパニーを立ち上げた理由も実はここにあります。
今日はその先達にお目にかかれた事で、自分のやりたかった事がさらに明確になりました。
見に来てよかった!

明日、明後日もシアタートラムでやっていますので、是非に!
http://coyamadaun.main.jp/web/?page_id=168

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