2014/01/12

遅ればせながらの明けまして

新年明けましておめでとうございます!!
 
ということで、年が明けて随分経ってしまいましたが、今年もよろしくお願いします!この写真は昨年渋谷の3DボディースキャンスタジオCUBEで撮影した僕の3Dデータ。今年も上を向いて歩こう!ってことで、上向きな画像をアップしてみました。
 
年始からは新作『幽霊の技法』に向けてとにかく稽古していたわけですが、いやはや毎回繰り返す本番前の、この必死感にはいつになっても慣れませんね。
本当に自分には何もない、それでも周りの人が「いや、あるでしょ、さっさと踊りなさいよ、辞めるのなんて簡単なんだから」と言ってくれて、毎回消えかかるダンスの灯火を、辛うじて燃やしていくという繰り返しです。
 
昨日も京都芸術センターで公開リハーサルがあったのですが、何度も僕のダンスを見てくれている人、初めて出会う人が、皆さん好き勝手言ってくれる 笑
その一言一言がありがたいです。そしてその後、飲みに誘ってくれる先輩達。その一つ一つが僕のダンスになっていくのだと思います。
 
たった一人で舞台に出でいく、その直前、舞台袖で思い出すのはそういった人たちの顔です。
どんな舞台も、いつも思い出すのはこの瞬間。
自分が舞台に出る直前の時間。この時間ってとても特殊な時間で、これから来る日常の上に重なって、少しだけ浮かび上がったような不思議な時間への架橋。その橋際に立つような時間。
僕はこの橋を渡った先の時間も好きですが、ここに飛び込んでいく間際。“あわい”の時間がとても好きで、だからこそ何度も僕は舞台に立つのだと思うのです。
 
それはなんだかバスケの3ポイントシュートと似ています。(私、中高バスケ部員なので)
ボールが手から離れた瞬間からシュートが決まるまでの時間。
自分も含め、会場の全員の視線がボールの行く末を眺めている時間。結果がどうなるか全くわからない時間。それでも練習で何度も繰り返した指の感覚で、打った本人にはなんとなく、未来が予感できるような、そんな“あわい”の時間が、舞台上に出る瞬間にあるような気がします。
 
そして今は試合で3ポイントが決まるかどうかではなく、「決める」と強く願いながら練習する時間でもあります。一番辛い時期ではありますが、仲間の支えによってなんとかシューズを履き、コートに向かうのです。(今、冬の早朝の体育館の寒さを思い出して戦慄していますが、京都もそれに負けないくらい、すこぶる寒いです!)
 
と、いうように、日頃お世話になっている方々に、新年の挨拶もままならないまま、現在創作に没頭しています。
1月20日が終わって初めて、私は2014年が迎えられる気がしています。
 
どうかお時間ありましたら、新年のダンス観劇初めにぜひ、日暮里d倉庫に足をお運びください。
ご予約は京極までご連絡いただければ、チケットを取り置きさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
京極朋彦
 


2013/12/31

2013年振り返り!!

さて、今年も終わりますなーてことで、現在新作に向けてリハーサル中ですが、一休みして紅白でも見ながら写真で今年を振り返ってみます。2014年も楽しく過ごせますように!

2013年1月 イスラエルダンサー、イドバタシュWS&ショーイング

このWSは本当に刺激的で、その後の僕の作品に多大な影響を与えました!




















2月 福岡ダンスフリンジフェスティバル参加
『カイロー』ショートバージョンでの九州初上陸!毎日なんか食べてました。。。























3月リアロドリゲスWS&ショーイング
リアとの出会いはその後の僕のダンスと、ダンスを取り囲む環境について深い影響を与えてくれました。 














4月『カイロー』ショートバージョン
Deviate.coのイベントにて


5月 京極朋彦ダンス企画『理想の森』

初めて8名のダンサーに出演してもらった作品。今までで一番大規模な公演でした。
とにかく楽しかったんだよねー














あと、家に鹿も出たよねー
 


















6月 なんてったって木ノ下歌舞伎『三番叟/娘道成寺』チリ、サンチアゴ公演!
サイコーでした!!




そして三野新さん写真展「Z/G」
本物のフクロウと共演、可愛かったなぁ
写真展でのパフォーマンス。ここから『幽霊の技法』の構想がめきめきと浮かび始めるのでした!














7月 KYOTO DANCE CREATION vol.2
二年目を迎えた京都で僕がプロデュースするダンスショーケース。今年は東京、京都、愛知、山口という幅広いメンバーが集結!2014年、第三回開催決定です!お楽しみに!






















8月 京都生協夏の学校WS

5歳~大学生まで入り混じった小学校でのWS。ほんとに心臓鍛えられましたよ。。。

















で、四ツ谷喫茶 茶会記にて『カイロー』再び



9月 3Dボディースキャナーを使用したパフォーマンス『Scanned Body』






















 あと9月はHAGISOでダンサーズカフェもありました!


10月 KYOTO EXPERIMENT 2013 Billy Cowie『Art of movement/Dark Rain』と木ノ下歌舞伎『SANMASOバババッとわかる三番叟』
怒涛の一週間、二本番。もうね、やるもんじゃないですよ。どっちも最高でしたが!



 


その直後、森下スタジオでWhenever Wherever Festival 2013で山崎阿弥さんと共演するも、写真がない。。。10月は忙しすぎました。あとアレハンドロのWSも10月だったね



11月 東山ダンスヤードと『幽霊の技法』リサーチWS開始

ダンスヤードもね、みんな夢中で写真ないよねー 笑
少しずつWSをすることにも慣れてきました。


で、HAGISO撮影で再びこれやることになったり















12月 森山開次パフォーマンス『Live Born』サポート
































そして行ってまいりました青森!

 
















青森国際アートセンターにて山崎阿弥さんの製作されたインスタレーションの中で共に踊りました。
本当にいい出会いに溢れた5日間でした!














そして『幽霊の技法』ワークインプログレス公演
これ本当にレクチャー教室みたいですが、踊りましたよ!















ということでざっくりと今年一年を振り返ってみると、毎月何かしらやってました。

忙しすぎたというか、急ぎすぎた感もあり、これは来年への課題でもあります。
ただ、やらなければわからなかったこともあり、前向きに、無駄なことは何一つないと信じて来年も頑張ります!

そして来年もどこかで、みなさんにお会いできることを願っております。
もうサブちゃんが歌い始めたのでこの辺で。2013年も残りわずか。来年も良い年でありますように!

 
 
 
 

2013/12/02

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家募集開始!!

さて!来年もKYOTO DANCE CREATIONの開催が決定しました!
今年でなんと三回目、 vol.3!という事で今年はさらに面白い企画を目指して頑張ります!

前回プロデュースに徹した私も、今回は自作ソロで参戦。そしていま最も僕が競演したいと思っていた北尾亘さんに来てもらうことになりました!
北尾さんとは五年前ぐらいに同じ現場で知り合ってから、お互いの作品を見合ってきたという事もあり、念願かなっての競演となりました。

Baobabは、もはや京都でも名前が浸透していますが、今回招致した北尾さんが東京で展開しているD-incline projectは、Baobabの身体のみならず人間を描き、役者やダンサーなど多岐にわたる出演者を踊らせてしまう創作主軸から、より身体への意識を深めたクリエーションを行うことを目指した団体であり、その姿勢がKDCとマッチするのではないかと思い、今回お声掛けしました。
Baobabとはまた一味違った北尾さんの魅力がみられること間違いありません!

そして現在、この二組と競演していただける振付家を近畿圏(京都、大阪、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、三重)から募集しています。今回はそれでも応募可能です。
詳しくはブログトップのKYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家募集のページをご覧ください。

共に京都を、日本を、世界を面白くしていく人との出会いを、楽しみにしております!
まだまだ半年以上も先の事ですが、想像するだけでドキドキします!
沢山のご応募、お待ちしております。

2013/11/18

新作『幽霊の技法』に向けて

さて、東山ダンスヤードも無事終了し、一段落と思いきや、今週から『幽霊の技法』&リサーチワークショップが始まります。
このワークショップはどなたでも参加できるものです。
じゃあこの「リサーチ」とは何か?

今回僕は『幽霊の技法』というソロダンスを作るうえで、様々な人と関わりながら創作をしたいと思っています。
最終的な発表は僕自身が踊るソロダンスですが、前作『カイロー』を制作していたころ、あるいは自分の卒業制作『鈍突』を制作していたころから思っていることが一つあって、それは
「ソロダンスは一人で踊るものではない」
ということです。一人で孤独に稽古するにしても、それを支えてくれる人がいて、スタッフがいて、そもそも産んでくれた両親がいて、その踊りが世に出るまでにその人が生きただけの時間が流れ、出会った人の形跡が残る。それがソロダンスを立ち上がらせるのだと思っています。

そこで今回は様々な人と僕が、普段やっているボディーワークと、新作『幽霊の技法』に向けたワークの二つをシェアしてみたいと考えています。そこから出てきた様々な事が僕の体を通過して新たな「ダンス」が生まれてくることを期待したい。それが今回「リサーチ」とつけた所以です。

そしてそのワークショップ参加者に12月末に行われる途中経過発表を見ていただくことで、今回の東山ダンスヤードのように「ダンス」が生まれていく過程を見てもらいたいと思っています。

ワークショップ&公演、詳細情報、お申込みはこちらからどうぞ!

ではここで、そもそも僕が言う『幽霊』とは何か?という話をします。ちょっと長くなりますが。
 
そもそもの始まりは今年の4月頃、写真家の三野新さんがTwitterで新作の出演者を募集しているのを知り合いのRTで知り、会ったこともない三野さんに興味が湧き、メッセージを送ったのが始まりでした。
三野さんは写真家でありながら「ヒッピー部」というパフォーマンス団体の演出家でもあり、6月に行われるご自身の写真展のテーマが「幽霊」と「ゾンビ」についてでした。
 
もともと写真と身体の関係については興味があったこともあり、僕の方から共に作業をさせて頂くことをお願いし、写真展開催中に行われるパフォーマンスに出演させていただくことになりました。
 
三野さんのいう所の「幽霊」と「ゾンビ」はそれぞれポーズであるという所が、とても興味深く、どの角度の、どのポーズが「幽霊」や「ゾンビ」に見えるか?ということを探るために何十枚も写真を撮ったり、自動シャッターを切り続けながら動いたりして、写真の展示期間中にパフォーマンスを行いました。
 
そのことがきっかけで僕は以下のようなことを考え出します。

なんだかよくわからない、名づけ得ぬ動きを「動きの幽霊」と呼んでみる。そうなると何度も稽古して再生が可能になることを目指す「振付」とは、幽霊を名付けること、あるいはあんまり幽霊のこと考えずに「ゾンビ」になる事だろうか?
体は人間、振付はゾンビ、それらが重なりあるところにヒュ~っと現れる名付け得ぬもの。体と振付の間に立ち上がる一回きりのダンス。それらを呼び出すための「幽霊の技法」を探し出してみたい。(『幽霊の技法』フライヤーより)
 
ダンスとは「名づけえぬもの」であり、それをどのように証明することが出来るのか?という事は、ダンスに出会ってから常にある、僕の制作における一つのテーマであり、即興で踊ることからダンスを始めた自分にとって「振付とは何か?」とはここ一年、特に大きな問いだったわけで、三野さんとの出会いによって、それを「幽霊」と「名づけ」てみることで新たなアプローチが出てくるかもしれないと思ってこのタイトルを付けました。
 
そしてここ一年、集団創作や自分が出ない振付作品、ショーケースのプロデュースなどを経て、改めて自分の身体に向き合ってみようと思ったタイミングでもあり「ソロダンス」をリサーチワークショップという形式で作ってみようと思ったのです。
 
そしてこのタイトルを決めたところから(実際は来年1月、東京のショーケース出演が決まっていたのでタイトルは先に決めなくてはならなかったのですが)早速、興味深い展開が起きました。
 
その辺を僕自身のTwitter投稿からおさらいしてみましょう。
 
1
震災と原発事故以後、東京において、その距離感、虚無感から「死者」ではなく、「幽霊」「ゾンビ」がよく取り上げられたのではないかと思う。新作タイトル「幽霊の技法」を東京の人に話すと「その流れね」って反応されるが、京都だと結構無邪気に「幽霊?何それ?」っていう反応が帰ってくる。(続)
 
2
京都がお気楽だとか、東京の流行りがどうとかではなく、どこで、どこに向けて作品を発表するかを考えている。今回なんでもかんでも「幽霊」と呼んで、ケリを付けてしまう事からは一線を画したい。京都の闇が生む「幽霊」は東京の電力に照らされて、どう浮かび上がるだろうか?
 
震災後、東京と京都でだいぶ空気が違う事ことは肌で感じていましたし、今も感じています。
しかし東京で、やたらと「幽霊モノ」が流行っていたということは知らず、実際この「幽霊」という言葉がぞんざいに扱われているきらいがあるという事を東京の友人から聞いたりしたこともあり、タイトルを決めた時点で様々な事が露わになってきました。

しかし2にも書いた通り、そんなことは実はどうでもよいという気もしますが、とても興味深いのは既に様々な要因が重なり合って「ダンス」が生まれようとしているという事です。
 
僕の実家が東京であることが、自分がどこに向けて作品を発表するか?ということにやはり影響しているだろうし、京都が僕をダンスと出会わせてくれて、そこに10年住んでいることで考えることもあり、全て「ダンス」になっていきます。
そしてそれは大げさなことを言えば「生きてきた今まで」であり「生きていくこれから」でもあると思っています。なんでもかんでも「人生」と名付けてしまうことはちょっと危険ですが。。。

 
と、いうわけで京極朋彦ダンス企画「幽霊の技法」、まずは多くの人に京都でのWSとワークインプログレス公演に来ていただきたいと思っています。
 
そして本番は、来年1月、日暮里d倉庫にて。なおこのプロジェクトはソロからデュオへ、ゆくゆくはカルテットに発展しようとしています。京都での発表も計画中です。
 
久々の長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 

2013/11/06

命削りの秋

さて、怒涛の10月が終わり、11月から少しずつ新作に向けて動き出しました。
しかし去年も一昨年も10月、11月は本当に東京、京都間の往復が半端ないです。

面白いと思った事には何でも首を突っ込んでしまう性格もあってか、多少無理しても夜行バスで行き来を繰り返しているうちに、両方でお誘いを受けたり仕事が見つかったりするようになり、益々行き来が激しくなりました。こんなん若いうちにしかできないやろなぁと思いつつ、、。

そういえば先日、ダンス教育ラボというイベントに参加し、鈴木ユキオさん、田畑真希さんのワークショップと子供たちにワークショップをする際の経験談などを聴く機会がありました。

その中で鈴木ユキオさんが「芸術家は命を削って作品を作る」と仰っていました。まさにその通り。度重なる公演をこなしながら、自身のスキルアップと経験、更には営業と仕事。その全てをこなしながら、自分だけの踊りを模索し続けることは、命を削ることです。
結果、早死にするかもしれないですが、そんなことより生きているうちにやりたいことが山ほどある。見てみたいものが五万とある。

というわけで京都、東京間の往復も命削りの一環です。命削りって変な言い方ですが、無理のないように頑張ります。

そして来年の新作の特設ホームページが出来ました。
この公演は新人アーテイストがバイトやら仕事やらで稼いだお金でチケットを一定数買い取り、それを自分で売るというまさに命を削りのシステムとなっております(笑)
ので是非、チケットは各アーテイストから直接ご予約ください!


ダンスがみたい!新人シリーズ12
そして来週からは京都に帰り、アフタートーク、公演、ワークショップ、リハーサルと怒涛の日々が続きます。詳細は随時ブログにて更新いたしますのでぜひチェックしてみてください!

2013/10/18

気が付きゃ10月終わってる

さてさて、怒涛の10月本番ラッシュが終わり、京都に戻ってまいりました。
 
 
ビリー・カーウィーに始まり、木ノ下歌舞伎『三番叟』、WWfesと、本当に沢山の人との出会いがあり、忙しい中に素晴らしい瞬間が沢山ありました。
 
関わっていただいた方々、そして観客の皆様、本当にありがとうございました。
 
さてこれで一息、と思いきや行きつく間もなく明日から再び怒涛のスケジュールが始まります。
明日はBaobabのアフタートーク、そしてそしていよいよKYOTO DANCE CREATION vol.3キックオフミーティングが始まります。この企画も三年目に突入!来年も面白くします!
 
そしてそして来週は東京でワークショップ「身体能力向上委員会」を開催します。
コチラも2クール目。まだまだ参加者募集中です。以下に詳細を載せておきますので、奮ってご参加ください!
 
ということで、本当に休む間もなく走り続けておりますが、気が付けば10月も半ばを過ぎ、すっかり寒くなってきました。
皆様におかれましても、お身体、ご自愛くださいませ!
 
 
京極朋彦WS 「身体能力向上委員会」 ~東京編~
 
この度、京極朋彦は関東での新たなダンサー、俳優との出会いを求めてWSを開催することとなりました。

この「身体能力向上委員会」は京極が京都で行っていたWSシリーズで、このWSを受講していただいた方から京極作品に出演していただいた方もいる、実践型WSです。

内容は普段、僕がやっているボディーワークを中心にシェアし、各自の「身体能力」の向上に生かしていただければ、という会です。...

このWSでいう「身体能力」とは、高く飛べることや、ぐるぐる回れると言った、いわゆるダンスのテクニックの事ではなく、人が本来持っている能力、呼吸、発声、広義には「生きること」の中で、いかに自分の体に気付くことが出来るか?その気づきの能力を指します。

今回対象はダンサー、俳優問わず、体を使った表現活動をしている人達とし、特に、自分の「身体能力を向上したい!」と切に願う人の参加をお待ちしております。
今回のWSが普段やっている自分のトレーニングに、少しでもお役にたてれば嬉しいです。


不定期開催で、毎回会場は変わりますが、~東京編~ということで、東京を拠点として活動するダンサー、伊東歌織さんのご協力を得て、東京都内での開催が実現いたしました。
厚く、お礼申し上げます。新たな出会いを求めて、皆様のご参加をお待ち致しております。

京極朋彦

日時
10/23(水) 18:45~21:45 世田谷区近辺
10/25(金) 18:45~21:45 世田谷区近辺

料金 1500円

※会場は人数や内容により変更する可能性もございますので、
お問い合わせ、ご予約頂いた際にご連絡します。


ご予約はこちらのメールまで。
kyo59ws@gmail.com

京極朋彦(ダンサー・振付家)プロフィール

07年京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。2006年、大学在学中、卒業制作として上演されたソロダンス『鈍突』が学科最優秀賞、および学長賞を受賞。 45分間、無音で踊られるソロダンス『カイロー』は東京、こまばアゴラ劇場、夏のサミット2010、KYOTO EXPERIMENT、TPAM in Yokohama 2011、Fukuoka Fringe Festival 2012、などに招聘され、国際交流基金支援事業「美的采風 北京 in 2012」 日中ダンス国際会議では、10日間、現地に滞在し、シンポジウム、WSと共に上演された。
WS講師としては2011年から毎年、京都東山青少年活動センター「演劇ビギナーズユニット」、2012年にはNPO法人Yokohama Art Platformのコーディネートによる小学校の授業や、2013年、京都大学との連携で行われた京都、童仙房、夏の学校にてWSを担当。
2012年 自身が振付、演出を手掛ける「京極朋彦ダンス企画」を設立と同時に京都から若手作家の作品発表と交流の場として「KYOTO DANCE CREATION」を立ち上げ、毎夏、京都にて開催している。2012年『talking about it』は同年STspot N.N.N3に選出された他、同年発表の『いったりきたり』はアトリエ劇研共催事業として上演、2013年『理想の森』は京都芸術センター発表支援事業に選出され、京都芸術センター講堂での単独公演を果たした。
京極朋彦ダンス企画ブログ http://kyo59solo.blogspot.jp/

2013/10/07

秋の芸術祭り!

さて、すっかり秋めいてきた今日この頃、皆様お元気でしたでしょうか?
現在京極は京都での本番に備え毎日リハーサルに励んでおります。

明日から開催されるKYOTO EXPERIMENT 2013 公式プログラム、ビリー・カウィー"Art of Movement" and "Dark Rain"は二年間、スコットランドの映像作家と共に育んできたプロジェクトの集大成です。美しい3D映像と作品世界をぜひ体感しに来てください。

また今週末には同じKYOTO EXPERIMENT 2013 公式プログラムである木ノ下歌舞伎ミュージアム“SAMBASO”~バババっとわかる三番叟~に出演いたします。
コチラも初演から5年。京都、横浜、サンチアゴを経て、母校である京都造形芸術大学、春秋座に帰ってきた木ノ下歌舞伎の魅力がギュッと詰まった作品です。

ということで、二作品のリハーサルを短期間に進めつつ、自身の活動も展開するという殺人スケジュールに追われる中、来年1月、自身4年ぶりのソロダンスを製作、発表することになりました。
自身の代表作である「カイロー」を超える作品になるよう頑張ります。
詳細はNEWS欄をご覧ください!

ともあれ実は来週は東京は森下スタジオでの本番も控えておりますし、再来週は京極朋彦WS「身体能力向上委員会」~東京編~第二クールも開催します。
どちらもNEWS欄に詳細を載せておきました。奮ってご参加ください。よろしくお願いいたします。

芸術の秋!体を壊さぬよう精進いたします!

2013/09/09

「身体能力向上委員会」と東京の体

さて、久々のブログを更新になってしまいました。
8月からのこの一ヶ月は東京に滞在し、今までとは異なる環境で自身の活動を見つめなおす良い機会となりました。その一つが9月から始めた「身体能力向上委員会」~東京編~です。

第一回の様子

 




第二回の様子



























もともと東京出身である私ですが、この10年ですっかり京都に慣れてしまいました。
今まで京都でダンスを始めて、自身の作品を作ったり、ワークショップやショーケースを企画したりしてきました。

でもそれは京都の人たちに支えられ、守られて実現できたことで、東京では勝手が違います。
更には東京という街は人口も多ければ価値観も様々、よりシビアな結果が求められるところだと感じています。

東京が日本の中心だという一昔前の考えはもはや無いにしても、やはり東京に「ある」ものは多いわけです。
東京で初めて自身のワークショップを開催してみて思うことは、今まで京都という独特の空気に守られていたもの、あるいはその空気の中で自覚していなかったことが、東京では明確に、辛辣に浮かび上がり、その功罪が自身にきっちりかえってくるということ。今までうやむやに誤魔化していたこと、無意識に目を背けていたこと、つまりは自分の弱い部分がきちんと公にされ、きちんとかえってくるという感覚があります。

自分は何者で、何をもって他者と関わるのか?自身の体の「輪郭」をハッキリと浮かび上がらせるような、東京の空気。

そしてその空気中に含まれる放射性物質に比例して原発や、放射能に対する考えや、意識も京都より高いように感じます。別にどっちがどうという話ではないけれど。

そしてこれからますますその空気のなかで、ここで生きていくことを決めた人々の体の輪郭ははっきりしたものになっていくのではないでしょうか?

7年後はオリンピックだそうですが、ますますいろいろな価値観が渦巻きあうこの東京という街はどこに向かうのか?あるいは行き場を失ってしまうのか?そしてそこに住む人々の体の「輪郭」はどう変わっていくのでしょうか?

そして何より自分の体がこの先どうなっていくのか?
私は東京に滞在したこのたった一ヶ月間でさえ、確実に体が変わっていくのを感じています。
それは正直あまり良い方の変化ではありません。

しかし、私には東京でやるべきことがある。その覚悟はしてきたつもりです。たとえそれが私の人生の中での悪い変化だったとしても、そんなこと死ぬ間際にしかわからないことですから、それもまた一つの経験だと考えています。

そして何より幸いなことに、私の活動を支えてくれる人々が、ここ数年で少しずつ東京にも増えました。
そんな人たちと触れ合う中で受ける刺激も私を変化させてくれます。
場所のせいにしたり、人のせいにしたりするのは違って、結局は自分次第。
どこに行こうと、何をしようと、そこでやるべきことを見つけて全力でやる。今はそういう時期なのかもしれません。

今月末まで東京で生きています。
21日~22日は渋谷で。23日は日暮里で出演予定があり、25日はワークショップで、皆さんにお会いできる機会があります。今は少しでも多くの人に触れたいと思っています。
詳細はNEWS欄をチェックしてみてください。

2013/08/30

京極朋彦WS 「身体能力向上委員会」 ~東京編~

この度、京極朋彦は関東での新たなダンサー、俳優との出会いを求めてWSを開催することとなりました。

この「身体能力向上委員会」は京極が京都で行っていたWSシリーズで、このWSを受講していただいた方から京極作品に出演していただいた方もいる、実践型WSです。

内容は普段、僕がやっているボディーワークを中心にシェアし、各自の「身体能力」の向上に生かしていただければ、という会です。

このWSでいう「身体能力」とは、高く飛べることや、ぐるぐる回れると言った、いわゆるダンスのテクニックの事ではなく、人が本来持っている能力、呼吸、発声、広義には「生きること」の中で、いかに自分の体に気付くことが出来るか?その気づきの能力を指します。

今回対象はダンサー、俳優問わず、体を使った表現活動をしている人達とし、特に、自分の「身体能力を向上したい!」と切に願う人の参加をお待ちしております。
今回のWSが普段やっている自分のトレーニングに、少しでもお役にたてれば嬉しいです。


不定期開催で、毎回会場は変わりますが、~東京編~ということで、東京を拠点として活動するダンサー、伊東歌織さんのご協力を得て、東京都内での開催が実現いたしました。
厚く、お礼申し上げます。

新たな出会いを求めて、皆様のご参加をお待ち致しております。

京極朋彦

日時 
9/4(
) 18:4521:45 
9/7() 13:4516:45 
9/25()18:4521:45

会場 いづれも世田谷区近辺にて

料金 1500円

※会場は人数や内容により変更する可能性もございます。その際はメールにてお知らせさせて頂きます。
※当日は動きやすい恰好でお越しください。

ご予約はこちらのメールまで。
kyo59ws@gmail.com

 
京極朋彦(ダンサー・振付家)プロフィール

07年京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。2006年、大学在学中、卒業制作として上演されたソロダンス『鈍突』が学科最優秀賞、および学長賞を受賞。 45分間、無音で踊られるソロダンス『カイロー』は東京、こまばアゴラ劇場、夏のサミット2010KYOTO EXPERIMENTTPAM in Yokohama 2011Fukuoka Fringe Festival 2012、などに招聘され、国際交流基金支援事業「美的采風 北京 in 2012」 日中ダンス国際会議では、10日間、現地に滞在し、シンポジウム、WSと共に上演された。

WS講師としては2011年から毎年、京都東山青少年活動センター「演劇ビギナーズユニット」、2012年にはNPO法人Yokohama Art Platformのコーディネートによる小学校の授業や、2013年、京都大学との連携で行われた京都、童仙房、夏の学校にてWSを担当。

2012年 自身が振付、演出を手掛ける「京極朋彦ダンス企画」を設立と同時に京都から若手作家の作品発表と交流の場として「KYOTO DANCE CREATION」を立ち上げ、毎夏、京都にて開催している。2012年『talking about it』は同年STspot N.N.N3に選出された他、同年発表の『いったりきたり』はアトリエ劇研共催事業として上演、2013年『理想の森』は京都芸術センター発表支援事業に選出され、京都芸術センター講堂での単独公演を果たした。

2013/08/06

KYOTO DANCE CREATION vol.2 終了と新たなる挑戦

撮影:清水俊洋
 
さて、かなり時間が経ってしまいましたが、先月KYOTO DANCE CREATION vol.2が無事終了しました。詳しくはブログトップのKYOTO DANCE CREATION vol.2を終えてという文章にまとめました。長文ですので、時間のある時にお読みいただければ幸いです。今年も面白かったなぁ~

てことで、終わった後一週間ぐらいは腑抜けになっておりましたが、月末に京都の拠点として家賃のお安い物件に引っ越しました!目の前は田んぼ、物干しには猿というワイルドな京都市、北方面です。上半期から京都と東京を行ったり来たりすることが益々多くなるので、経費削減と心機一転を兼ねて、これからもがんばります!

そして先週は京都のこれまた山奥、童仙房という所にWSに行ってきました。生協の企画する、廃校になった小学校に五歳児から大学生までが入り混じったメンバーが一週間ほど宿泊し、山の暮らしを満喫するという行事で、その中のプログラムの一つとして演劇人に交じってたった一人ダンス担当で行って参りました。

しかし今回のWSは本当に自分が試されました。。。
五歳〜大学生までが、入り混じった12名のチームを2時間でゼロから発表まで持って行くという過酷な現場。
大混乱の中から辛うじて掴んだものが、みるみる皆の目の色が変わっていく瞬間を見れたし、発表一分前まで全力で作りました。もうね、 確実に心臓鍛えられましたよ。。。


しかしながら、森の動物になってみるワークで
「人間が動物になれるわけ無いやん!」といってふざけてばかりいる男の子と徹底的にぶつかれたのはよかったです。 昔の自分やったら諦めて、最後まで闘いきれなかったと思うと、なんやかんややってきて、知らず知らず自分の心臓も鍛えられてきたんやなぁと思います。

 その子は、一番暴れ回った挙句、疲れてダウン、しまいにゃ本番出たくないとゴネて、発表直前にキャスト入れ替えという大手術をして、なんとか皆と同じ舞台に立ったのでした。
僕自身もずっとダンスなんて信じられなかった。だからこそ今でも続けているし、今でも何なのかさっぱりわからない。
けれども僕の周りには僕に声をかけてくれ、僕を成長させてくれた人たちがいました。だから僕はその子に諦めてほしくなかった。信じてみる勇気は大人でも出せない時がある。でもささえてくれる人や、見てくれる人を前にしたとき、信じられるものもあるんだよと、小学生相手に必死で伝えました。
その思いが伝わったのか、 男の子が終わった後に僕の所に来て「出られてよかった」と言ってくれました
僕はきっと一人ではそんなこと言えなかったと思います。その子がいたからこそ僕はそんなことが言えたし、僕はその子に教わったんだと思います。

そんなこんなで気が付いたら8月が始まっていました。来週は東京で久々の『カイロー』やります。詳細はNEWS欄にて。
暑さに負けず、日々進化して行きますので、どうぞよろしくお願いしますっ!