さてさて、福岡フリンジフェスティバルに向けて、現在ソロダンス『カイロー』を改定しているわけなのですが、45分の作品を10分にするということで、これはもうほとんど新作ですね。。。
基本コンセプトの、無音美術なし、照明効果なしの体一本勝負!という所は残しつつ、振付はほとんど変えようかと思っています。
なんせ初演は2010年ですから、それから僕自身も少しは成長したということで、今の自分の最大限を、引っ張り出します!
ソロダンス『カイロー』は大阪のC.T.T.(コンテンポラリーシアタートレーニング)という企画でそのプロトタイプとなる20分の作品『回廊』が上演されてから、こまばアゴラ劇場で45分の作品となり、STスポット、京都芸術センター、そして北京で上演された、僕の代表作であると同時に、その都度、自分を成長させてくれた作品です。
この作品のお陰で、僕は世の中と辛うじて繋がっていく事ができました。
そしてこの作品をきっかけに様々な人々と関わるようになり、ソロダンスは一人で作るものじゃないということを学びました。
この作品に限らず、ダンスに出会って、僕は初めて人と出会う事が出来たんだと思います。
また、作品のコンセプトである「ない」ということから如何に豊かな「ある」を導き出せるか?ということは、その後の僕のダンスに対する姿勢に通じていくものとなります。
今回もありがたいことに福岡で、ショートバージョンを作らせていただく機会を頂きました。
今の自分とダンスとの関係を再構成し、新たな『カイロー』を作ります。
http://d-codex.asia/fdff/
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