2014/07/12

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家紹介パート2

さて、いよいよ来週、本番を迎えるKYOTO DANCE CREATION vol.3。今日は参加振付家紹介パート2と称しまして、今回公募選出されました、小堀結香さんを紹介させていただきます!

彼女はもともと東京出身でお茶の水女子大学舞踊教育学コースを卒業後、同大学、大学院舞踊・表現行動学コースを修了し、現在は京都市内の一般企業に勤務しつつ、銀河ホール学生演劇合宿事業(岩手県西和賀町)の企画運営に参加するなど、精力的に活動されています。

彼女の踊りを応募映像で初めて見たとき、とても不思議な感覚がありました。それは彼女の体もさる事ながら、「時間の作り方」が独特であるということでした。彼女のプロフィールを覗くと

5歳からモダンバレエ、中学時代から大学時代にかけてジャズ、ヒップホップ、クラシックバレエ、コンテンポラリーなど様々なジャンルのダンスに取り組む。大学院では精神科医・木村敏の現象学をダンサーの目線で解釈しながら、上演における観客の主体的な関わりについて考察

と、あります。

「現象学」!?

なるほど、、、確かに彼女の踊りは体そのものから少し離れたところにある気がします。
踊りは確かに彼女の中にあるのですが、その自意識というか欲望というか、求めるところが少し体から離れている気がして、それが不思議な時間(空間)を作り出しているように思います。

これは僕の勝手な解釈ではありますが。
僕は単純にこの人の起こす「現象」を劇研の空間で見たいと思いました。

今日のリハーサルはかなり細かいところを繰り返し繰り返し練習しているところに立会いました。
体の見え方、感覚、タイミングなど緻密な計画が立ち上がりは消えまた立ち上がりは消えて行く中で、確かのものを拾い集めていくような作業で、このような姿をみれるのはデイレクターの特権かなと思います。とても贅沢な時間でした。

今回「近畿圏一円、ソロもあり」という公募条件に変更したことによって、彼女と出会うことができました。この出会いを、京都の観客の皆様により良い形で見てもらうよう、努めたいと思います。
何より、来週の本番を一番楽しみにしているのは僕自身なのですが!

これからますます活躍していくであろう小堀さんを是非劇場で目撃してください!
お待ちしております。




 

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