2015/01/01

2015年、決意表明!

皆様、あけましておめでとうございます。

本当に長い間、まったくブログを更新していませんでしたが、その間、いろいろありまして。
気が付けば2015年になってしまいました!

その間、何があったかといいますと、まあいろいろあったわけですが、結果的に私、京極朋彦は
しばらくの間、活動拠点を東京に移すことになりました。

「京極」という名字から、京都出身というイメージを持たれている方もいるかと思いますが、出身は東京でして、大学から京都に行き、舞台芸術活動を始めたわけで、正確には、拠点を「東京に移す」というよりは東京に「戻ってきた」という事になります。

東京にいた高校時代までは、バスケしかやってなかったので、ダンス関係の知り合いはほとんどいなかったのですが、2009年のこまばアゴラ劇場夏のサミットに参加してから、少しずつ東京に知り合いも増え、東京の振付家の作品に出演させていただく機会も増えました。

しかしながら自分のダンスの出発点である京都を完全に離れるわけではありません。
初めて野外で踊った鴨川。仲間たちと作った数々の舞台。様々な出会いと別れがあった京都を僕は一生の財産だと思っています。

この三年間、そんな京都のダンスを盛り上げたいとKYOTO DANCE CREATION(以下KDC)という、若手振付家の作品発表と交流の場を立ち上げ、継続してきました。

自身が主催する「京極朋彦ダンス企画」の発足と同時に立ち上げたKDCは、東京と京都、二つの都市を行き来する中で立ち上がってきた問題意識をもとに始めたものでした。
それは、「京都には競争がない。作家がいない。京都外で作品を積極的に発表していこうとする若手振付家がいない。」そんな考えと不満から立ち上げたものであると同時に、「人の用意した場ではなく、自分自身を成長させる場は自分で作る」という決意表明でした。

生意気にも僕は「京都を変えたい」と思っていました。

しかしこの三年間の継続を経て、感じていることは、「変わらないのが京都の良さでもある」という事でした。企画を継続して行くにつれて、ダンスを始めた京都という街が「京都」として見えてきたというか、当たり前がなんなのかが見えてきました。

僕のような、ダンスなど踊ったこともない人間がダンスに出会い、時間と環境に恵まれ、バイトしながらダンスを続けていける。ダンスを通して人と出会える。そんな環境と寛容が京都にはあります。

深く、長い呼吸と、哲学が許される空気、山と川に育まれた暗闇の濃さが京都にはあります。

そんな環境でダンスに出会えたこと、ダンスを続けられたことは僕にとって一生の財産です。
これからもその気持ちは変わりません。

しかし僕自身、30歳という節目の年を迎え、これからのダンスとの向き合い方を考えた時に、この環境と寛容の中からもう一歩出てみたい。挑戦してみたいという気持ちが出てきました。

三年間、自身の振付作品制作とKDCに参加してくれた全国の作家たちとの場の共有の中で僕は、アーティストにとって作品を作る環境は作品そのものに大きく影響するという事を学びました。

その場所にいるから浮かび上がってくる問題意識と、その環境、制約の中で立ち上がってくるものが作品を大きく左右するという、文字にしてしまえば単純なことを、実感を持って感じられた三年間でした。

このタイミングで東京に拠点を移すことを僕は、新たな作品のための環境のシフトと考えています。
もう二度と京都には帰らないとか、そういうことではなく、ダンサーとして、振付家としての第二歩を踏み出す機会と考えています。

だから、京都のダンサー仲間や、スタッフ、舞台関係者のみなさんには特にお別れは言わずに、ひょいと東京に来てしまいました。
というのも寝泊りするところが東京になったというだけで、これからも京都での活動は継続して行くつもりだからです。(みんな行ったときは泊めてね)

具体的には現在、京都でのワークショップを企画しています。
また今年の11月、2012年のKDCで上演した京極朋彦ダンス企画『talking about it』という作品をオーストリアのウィーンで、現地のダンサーに踊ってもらい、改訂版として上演するというプロジェクトが動き出しています。

8月にはそのリサーチのため、二週間ほどウィーンに行ってくる予定です。
この企画はKDC発足年の2012年、時を同じくしてウィーンで発足したダンスフェスfiffo programの主催者、佐幸加奈子さんとの共同企画です。

彼女はこの三年間、同じ振付家であり、企画の主催者でもあるという立場の苦労や喜びを、ひそかに分かち合ってきたいわば同志。いつかお互いの企画と、その経験を繋げたいという思いから三年越しに実現したプロジェクトです。

「京都から世界へ!」と豪語していたKDC。主催者が先陣を切らなければ、説得力がない。ということで、まずは主催者である僕から、挑戦してきたいと思います。

と、いうことで今年のKDCはこの「KDC×ウィーンプロジェクト」の為に、お休みになりますが、来年以降、今度はウィーンから作品を呼んで来たり、引き続き京都から「世界を目指す」若手振付家の作品発表と交流の場として継続していこうと考えています。


ということで、僕の人生にダンスとの出会いをくれた京都への恩返しと、かけがえのない仲間たちの為に、僕はさらに、さらに先に進みます。

東京では年明けから小野寺修二さんのカンパニーデラシネラ新作のリハーサルが始まります。
詳しくはNEWS欄をご覧ください。

今までお世話になった皆様、そしてこれからお世話になる方々、どうぞ2015年も、よろしくお願いいたします。

2015年 元旦 京極朋彦

2014/09/01

夏休みの終わり

さて、しばらくお休み状態でしたが、やっと復活しました。
今回は長かった。
本当に何もする気力がなく、こんなにも夏休みが夏休みだったことはここ10年ぐらいなかった気がします。

それだけ突っ走ってきた分、休みが必要だったのかもしれません。
いろいろと考えて、結局考えてても駄目だなと、やるしかないなという、当たり前の結論に至る。
そんな夏休みでした。

そして先々月、7月にKYOTO DANCE CREATIONは三年目を終えました。

発足当初の目標が三年。あっという間の三年でした。

今後の進展については現在検討中で、まとまった文章を後日、このブログに書こうと思います。

ともあれ、今僕は元気に過ごしています。

そして今日、東京に帰ってきました。(実家が東京)
初めて東京を懐かしく思いました。
今までは京都から「仕事するぞ!」という意気込みで来ていた東京。
今日はなんだか優しかった気がします。

そして気が付けば9月。
日々は続くもので、やることのあるありがたみ、支えてくれる人のありがたみを感じております。
NEWS欄に今後の活動予定を掲載しております。

今後ともどうぞよろしくお願いします!








2014/07/17

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家紹介パート5

さて、本日はいよいよ小屋入り初日です。
KDC参加振付家紹介パートもラストになりました。パート5、ラストを飾るのは大阪を拠点に活動する淡水さんです。


主宰の菊池航さんとは先月Dance Fanfare Kyoto 02でご一緒させていただきました。
淡水さんは近畿大学の卒業生を中心に構成されたダンスカンパニーで、「関西で活動する若手のダンスカンパニー」として、最初に思いつくのが淡水さんというくらい、関西では継続的に活動されている団体です。
KDCには一年目から、いつか参加していた

だきたいと思っていた団体で、今回念願かなっての参戦となりました。
先日、大阪の稽古場にお邪魔したときは、とにかく稽古場が楽しそうでした。
基本的には振付家の菊池航さんが場をすすめて行くのですが、その要求にとにかく応えていくのがメンバーの皆さんです。
意外とむちゃぶりの嵐 笑
作品はおそらく本番直前まで進化することと思います。
やはり団体を継続していくということは人間同士の関係を築いていくことに等しく、彼らのチームワークには見取れてしまいます。
「チームって、いいね!」
今回の作品タイトルは『空から くる』
淡水というカンパニー名から、今まで「水」のイメージから作品を作ることが多かったということですが、、今回は「空」ということで、結構躍動感のある動きが展開しますが、淡水特有の浮遊感もあり、ずっと見ていられる感じがあります。
この「ずっと見ていられる感じ」というのが淡水さんのほかのカンパニーには見られない
稀有なところで、そんなカンパニーを6年継続しているのは、菊池さんの才能だと思っていて、今回その振付風景を間近で見ることができて、とてもよかったです。

しかも、今回参加の五人はそれぞれが粒揃いの精鋭達ですので、是非会場に足をお運び下さい!お待ちしております!

2014/07/16

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家紹介パート4

さて、本日はKDC参加振付家紹介パート4といたしまして、私事ではございますが、京極朋彦×山崎阿弥の紹介をを書かせていただきます。写真は自分で撮れないので、リハーサル映像を切り取ったもので、ちょっと荒いのですが、、、。

今回この二人は構成・演出・振付に連盟でクレジットさせていただくことになりました。

それはリハーサルを経て、二人共がその役割を担っていることにたどり着いたからです。

そして何より、そもそも僕自身が、振付家として、阿弥さんを上手く振付できるような力がないというか、その必要性を感じなくなっていったというのが本音です。


山崎阿弥さんは声のアーティストであり、映像作家であり、インスタレーションも作り、絵もかく人であります。
阿弥さんを文章で紹介するのはとても難しいのですが、今まで彼女と何度か共演させていただいた中で僕に言えることは、全身全霊でぶつかっていかなければ、負ける。そんな人です
だからこそ二人がフラットに、名前を連ねること。互いにアーティストとしてその場に立つことが作品をより面白いものにするのではないか?自分も阿弥さんも大いに鍛えられ、新たな関係性が生まれるのではないかと考えました。

僕が阿弥さん初めて出会ったのは2012年のWhenever Wherever Festivalで、その時は挨拶させていただいただけだったのですが、同じ年に阿弥さんが出演された公演を見て「この人はすごい!」と思い、翌年のWhenever Wherever Festivalで一つのプログラムをやらせていただくことになった僕は、真っ先に共演をお願いしました。

そのときは「この作品は僕に任せてください」なんて言って、構成をかなり決めてやっていました。
今となっては恥ずかしいですが、勿論それはそれでやりきりましたし、良かったと思っています。
その後、阿弥さんが青森にレジデンスアーティストととして滞在された時に呼んでいただき、阿弥さんの製作されたインスタレーションとWS参加者の皆さん、そして阿弥さんと共に踊らせていただきました。
僕はこの青森滞在で、阿弥さんとの共演の、他の人にはない特別なところを見出した気がしました。それはネガティブな意味でもなんでもなく、構成や段取りなんて「なんでもいいんだ」という気持ち、感覚です。
それは何もかもがデタラメで良いという意味ではなく、阿弥さんとの関わりの中で生まれてくるものの中には、形はどうであれ「なんでもいい」と思える瞬間がある。
そしてその「なんでもよさ」を生み出すということは、とても大変であるということも学びました。

今回は三度目の共演となるのですが、それでも最初は20分の「作品」を作ろうとしていました。
しかしリハーサルを続けていくうちに「毎回違う道を通る」ということをしてみたいという結論に達しました。

初めから阿弥さんは音楽、僕はダンスと領分を分けるつもりはなかったのですし、今までもお互い動き、お互い声を発するパフォーマンスをしてきましたから、阿弥さんとなら、いろんな制約や決まりを捨てても成立するような自由さを獲得できるような気がします。

今回はお互いが今までやってきたことをフルに使って、四回本番、四回の旅をするということに決めました。

自分の作品が作品と呼べるかどうか、自分のことなので客観的に紹介文を書く事が難しいのですが、今回の作品は、おそらく毎回違う印象をお客さんに与えることになると思います。

意見も様々、感想もバラバラになると思います。しかし僕は今、それで良いと思えます。
むしろ山崎阿弥さんという人を京都に呼んできて、同じことを4回やるなんてもったいない。4回のチャンスをフルに活かして、今までたどり着いたことのないところに行ってみたい。
それが今回のテーマになりました。

正直、企画の代表としては、若手振付家の作品発表の場という設定を自分でしておきながら、自分はいわゆる反復可能な「振付」というものにこだわらないというスタンスを取ることに、迷いが無かったわけではありません。
これだけ不確かなものをラインナップの中に挟むことが、全体にどのような影響を及ぼすか、そのことも考えなかったわけではありません。

しかし、今回、参加していただいた皆さんのダンスをそれぞれ実際に稽古場で見させていただく中で、それぞれにすばらしくて、自分は「これでいい」と思いました。

そもそも振り付けの定義というものは様々有り、反復可能なものだけが振付ではありません。さまざまな振り付け方法があり、そのどれにも面白さがある。私は今回最多人数の参加振付家の皆さんに後押しされて、この決断をすることが出来たと考えています。

KDCが三年目を迎えるにあたって、僕自身もこの企画に教えられ、鍛えられてきました。
今自分がどうすべきなのかは、いつも人に教えられます。しかし結局のところ決断するのは自分自身です。

ぜひ、京極朋彦×山崎阿弥を劇場に見に来てください。
お待ちしております。

2014/07/14

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家紹介パート3

さて、本日はKDC参加振付家紹介パート3といたしまして、きたまりさんの稽古場にお邪魔させていただいた時の事を書かせていただきます。写真はですね、あんまり本編と関係ない気がしますが、、、。

今回きたまりさんは、このKDCに公募で応募してきて下さいました。
人に参加したいと言ってもらえることは、企画をやっている側としては、本当に続けてきてよかったなと思える瞬間でして、ましてや、自分の先輩にあたる人にそう言ってもらえたことは、とっても嬉しいことでした。

そして今回きたまりさんは気合の入ったソロを踊ってくれます。
きたまりさんと初めて出会ってから、かれこれ10年ぐらいの月日が流れていますが、今、きたさん自身の踊りに、ある変化が起きていると僕は感じます。

それはどう言葉で説明したら良いものかわからないのですが、今回のソロダンス『ヲどろン』には、今までのきたまりさんとは確実に違う何かがある。



それはおそらく、きたさんの今までの活動が無関係ではないと思います。
自身の主宰団体KIKIKIKIKIKIでの活動やソロでの国内外の活動、演劇作品への参加、Dance Fanfare Kyotoのオーガナイズなどさまざまな角度からダンスに携わってこられたきたまりさんが、それらを経て、今、あらためて、真っ向からダンス、踊りというものに立ち向かっている。
その着実な足取りと気概が、踊りを変えていっていると思うのです。

まさにきたまり流『ヲどりのろンり』をリハーサルの時点でビシビシ感じます。
常に辛辣に踊りに向かい続けるきたまりさんの姿に僕はいつも自分自身を問い正されます。
僕なんかが書かなくてもきたまりさんの体が劇場で多くを語ってくれるものと信じています。
ダンスに携わる人は必ず、そうでない人にも是非見てもらいたい、きたまりさんのソロダンスです。

2014/07/12

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家紹介パート2

さて、いよいよ来週、本番を迎えるKYOTO DANCE CREATION vol.3。今日は参加振付家紹介パート2と称しまして、今回公募選出されました、小堀結香さんを紹介させていただきます!

彼女はもともと東京出身でお茶の水女子大学舞踊教育学コースを卒業後、同大学、大学院舞踊・表現行動学コースを修了し、現在は京都市内の一般企業に勤務しつつ、銀河ホール学生演劇合宿事業(岩手県西和賀町)の企画運営に参加するなど、精力的に活動されています。

彼女の踊りを応募映像で初めて見たとき、とても不思議な感覚がありました。それは彼女の体もさる事ながら、「時間の作り方」が独特であるということでした。彼女のプロフィールを覗くと

5歳からモダンバレエ、中学時代から大学時代にかけてジャズ、ヒップホップ、クラシックバレエ、コンテンポラリーなど様々なジャンルのダンスに取り組む。大学院では精神科医・木村敏の現象学をダンサーの目線で解釈しながら、上演における観客の主体的な関わりについて考察

と、あります。

「現象学」!?

なるほど、、、確かに彼女の踊りは体そのものから少し離れたところにある気がします。
踊りは確かに彼女の中にあるのですが、その自意識というか欲望というか、求めるところが少し体から離れている気がして、それが不思議な時間(空間)を作り出しているように思います。

これは僕の勝手な解釈ではありますが。
僕は単純にこの人の起こす「現象」を劇研の空間で見たいと思いました。

今日のリハーサルはかなり細かいところを繰り返し繰り返し練習しているところに立会いました。
体の見え方、感覚、タイミングなど緻密な計画が立ち上がりは消えまた立ち上がりは消えて行く中で、確かのものを拾い集めていくような作業で、このような姿をみれるのはデイレクターの特権かなと思います。とても贅沢な時間でした。

今回「近畿圏一円、ソロもあり」という公募条件に変更したことによって、彼女と出会うことができました。この出会いを、京都の観客の皆様により良い形で見てもらうよう、努めたいと思います。
何より、来週の本番を一番楽しみにしているのは僕自身なのですが!

これからますます活躍していくであろう小堀さんを是非劇場で目撃してください!
お待ちしております。




 

2014/07/08

KYOTO DANCE CREATION vol.3 参加振付家紹介パート1

さて、とうとう来週に迫りましたKYOTO DANCE CREATION vol.3。
現在私は東京在住の山崎阿弥さんと共に、稽古に励みつつ、京都と連絡を取り合い、着々と準備を進めているわけなんですが、昨日、東京から参加してくれる北尾亘さんの稽古場にお邪魔しましたので、ここから一週間で、参加振付家の皆様の紹介を書かせていただこうかと思います!
と、いうことで、第一弾はBaobab主宰、ダンサー、振付家の北尾亘さんです!



はい!いいポーズ!
僕と北尾さんとの出会いは、2010年に遡ります。
当時まだBaobabは旗揚げしておらず、僕もKDCなんて事をやるなんて思ってもみなかったころ。

東京で行われた、60代の出演者でダンスを作るという杉原邦生さんの作品『青春60デモ』という企画のダブル振付助手として出会ったのが始まりでした。
もうその頃からこの人は凄いなと、小さな体に無限の力が宿っているなと感じたのでした。

あれから4年、Baobabは旗揚げから毎年京都に来ていてkyoto experiment関係では同じピンクのアトリエ劇研で踊ったり(プログラムは違いましたが)、シンポジウムをご一緒させてもらったり、昨年はBaobabのアフタートークに呼んでいただいたりと、親しくさせていただいており、今回念願のKDC参加ということで、僕は楽しみで仕方ありません!

今回の作品は『鴨が葱しょって』というタイトルのソロ作品です。
Baobabの北尾亘ではなくD-inclineという名義での出品で、そのコンセプトは

身体表現への意識をより深めたクリエーションを目的とし、身体の可能性を模索する【ダンスに傾く】という意のBaobabの新たな作品創作の括り。これまで主軸となっていた[身体のみならず人間を描く]というテーマから、より身体性・抽象性に重きをおいたワークを目指す。

とあります。ということで、今回は北尾さん自身の身体性、世界観が存分に堪能できる作品になっているのではないかと思います。
稽古場でもなんだかんだ作品意外のダンスに関するあれやこれやを話しているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

僕が今回彼をD-inclineという形で京都に呼びたかったのは、彼にこれだけの才能がありながら、更にそこではない別の場所を追い求める探究心と挑戦欲を京都の人に見てもらいたかったからです。

東京と京都、環境や作品を取り巻く状況の違いはさておき、この人のダンスへの情熱は並々ならぬものがある。
ダンサー、振付家と名乗るのは簡単で、、それをじっさいに作品にし、観客に届けるということには、並々ならぬエネルギーがいるのです。このエネルギーを見よ!と僕は言いたいし、そのエネルギーを見たい!と思うのです。

そして、そのエネルギーが一番強く現れ、またそれを体現するのが、彼自身の身体、彼のソロなのではないかと思います。

期待は裏切らないはずです。そして僕自身も今回作品を出します。出すからには負けません!
憧れ半分、負けん気半分で呼んできた!というのが本心です。
だって、発足当初から呼びたくて、三年かかったからね!

というのはさておき、本当にこうして京都に来ていただくことができて嬉しく思います。
きっと劇場では、ダンスを楽しんでもらうにとどまらず、ダンスを踊りたくなる、ダンスを作ってみたくなる。そんな高いエネルギーが見られるはずです。
是非劇場に足をお運びください。
よろしくお願いします!!
 
●北尾亘 きたお わたる
(写真クレジット:Masakazu Yoshikawa
 
1987年生まれ。振付家・ダンサー・役者。
2009年ダンスカンパニー「Baobab」を立ち上げ、全作品の振付・構成・演出を行う。(65)
個人としてソロ作品の創作・演劇作品への振付など多岐にわたる。トヨタコレオグラフィーアワード2012オーディエンス賞受賞。



 

 
 

 




2014/05/05

KYOTO DANCE CREATION vol.3予約開始!

さて、ご無沙汰しております。
現在私は今週末、京都アバンギルドで行われるイベント、バー弓子のためにリハーサル中ですが、そうこうしている間に、7月のKYOTO DANCE CREATION vol.3の予約が開始しました!

詳しくはブログトップページのKYOTO DANCE CREATION vol.3予約フォームをご覧下さい。
三年目となくこの企画、三年前からずっと京都に呼びたかった北尾亘くん、そしてまさかの参戦、きたまり先輩、関西で活躍している若手ダンスカンパニーの筆頭、淡水、そして初参戦の小堀結香さん!本当に強力なメンツが集まりました。今年は僕自身も、東京で知り合い、昨年は共に青森で滞在制作をした山崎阿弥さんと共に作品を出します!

三年目にしてやっと自分のやりたかったことが少しづつ形になってきました!
ぜひ皆さん、会場に足をお運びください!

とはいえ本番はまだ二ヶ月先ですが、、、それまでに僕自身、いくつか踊る機会をいただきました。

まずは5月10日、バー弓子、6月7、8日はDance Fanfare Kyoto!
間に東京は木場のギャラリーで伊東歌織さんのアマキオトで踊らせていただきます。

様々な場所で踊ることができるのは本当に幸せなことです。10年前に思い描いていたことがこれも少しづつ実現してきています。

一つ一つを大切に、体に気を付けて、全力で望みます。ご期待下さい!!

2014/04/30

KYOTO DANCE CREATION vol.3 詳細情報!

 
今年のKYOTO DANCE CREATION vol.3のフライヤーが完成しました!
詳細情報解禁です! 

 
そしてそして!出演団体プロフィール、作品名、出演者を一挙公開!!
 
◆京極朋彦(京極朋彦ダンス企画)
『声の行先 体の行方
[振付・構成] 京極朋彦
[出演] 京極朋彦 山崎阿弥
体から出た息が、声になる前の微細な振動と、それを受けている体の揺れ
声とも踊りともとれる、おとずれは、どこから来て、どこにかえっていくのか
二つの体、声、踊り、その行方、行先を見る
 
京極朋彦 きょうごくともひこ
京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。卒業制作のソロダンスが学科最優秀賞、および学長賞を受賞。卒業後、ダンサー・振付家として国内外問わず活動する傍ら、ワークショップ講師としても活動。2012年、「京極朋彦ダンス企画」を設立と同時に京都の若手作家の作品発表と交流の場として「KYOTO DANCE CREATION」を立ち上げる。ソロダンス『カイロー』は今まで京都、東京、横浜、福岡、北京にて上演。
●山崎阿弥 やまさきあみ
声のアーティスト、映像・造形作家。声で空間の陰影を感得しインスタレーションやパフォーマンスによってその濃淡を引き出したり/失わせたりすることを試みる。
 
 
 
◆北尾亘 (D-incline vol.2.5)
鴨が葱しょって
[振付・出演] 北尾亘
 
都会の喧騒に揉まれ、人混みをすり抜けるのが苦手になった。
第二の故郷 京都の地で「まともな人混みのすり抜け方」を再発見しようと試みる。
[D-incline]とは、身体性・抽象性により特化したクリエーションを目的とする、Baobabのセカンドプロジェクト。
 
●北尾亘 きたお わたる(写真クレジット:Masakazu Yoshikawa
1987年生まれ。振付家・ダンサー・役者。
2009年ダンスカンパニー「Baobab」を立ち上げ、全作品の振付・構成・演出を行う。(65)
個人としてソロ作品の創作・演劇作品への振付など多岐にわたる。トヨタコレオグラフィーアワード2012オーディエンス賞受賞。
 

◆菊池航 (淡水)
『空から くる』
[振付・演出]  菊池航
[出演]  井上大輔、中村真帆、馬場陽子、菊池航
 
空間、時間、身体の質感をどのようにして浮かせることができるのか。淡水という名前柄か液体イメージが多かった気がするが、もっと空気に触れていられる瞬間をつくっていく。きちんと実在する人間でありながら空まで拡大していけたらいいのに。
 
●菊池航 きくちわたる
近畿大学にてコンテンポラリーダンスを学ぶ。08年自身の主宰する団体「淡水」を結成。
人、音、空間、映像等、場にある存在の関係性を重視し、そこから成る日常と非日常の境界模様を身体性、空間構成で描き出す。空間特性と音楽の使い方に定評がある。「CONNECT vol.2」「we dance2012」伊丹アイホール企画「コンナトコロデダンス」メイシアター「Decision points vol.1」等に参加。
10年より「魚企画」と称してギャラリー空間等で公演を開催。13年元・立誠小学校にて「mm.cm.mにおける。」を発表。
 
◆きたまり(KIKIKIKIKIKI)
ヲどろン
[振付・演出・出演] きたまり
「踊る論理」を略してタイトルにしました。踊り続けることで思い、考え、試したいことも沢山でてきました。しかし、なかなか人前でひけらかすことはありません。
しかし、頑な性分でもありませんので、ひけらかしてみます。
 
●きたまり
1983
年生まれ。KIKIKIKIKIKI主宰、振付家、ダンサー。2010年~12年伊丹アイホール「Take a chance project」や「KYOTO EXPERIMENT2011」で新作共同制作を行う。2013年ダンスシーンの活性化と舞台芸術の可能性の広がりを目指し、「Dance Fanfare Kyoto」を立ち上げる。

◆小堀結香
『マユミの人脈』
[振付・演出・出演]  小堀結香
 くるぶしを回って塩湖の裏路地を入ると十五夜がある。その六つめの月から交叉点を地軸に沿って進んでいき、第五関節の原生林を越えて黒点の角を曲がると鏡のような海が広がっている。
マユミは地図を描いてみせる。けれど地図はマユミのかたちをしているせいで、誰も地図とは思わない。
 
●小堀結香 こぼりゆか
 
1987年、東京生まれ。お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒、同大学大学院舞踊・表現行動学コース修了。5才の時にモダンバレエを習い始め、中学時代から大学時代にかけてジャズ、ヒップホップ、クラシックバレエ、コンテンポラリーなど様々なジャンルのダンスに取り組む。大学院では精神科医・木村敏の現象学をダンサーの目線で解釈しながら、上演における観客の主体的な関わりについて考察。2011年、SESSION HOUSE, 21フェス Step up vol.39にて、田上和佳奈振付・構成『picKnic』出演。2012年より京都市内の一般企業に勤務しつつ、銀河ホール学生演劇合宿事業(岩手県西和賀町)の企画運営に参加、2013年度には町内学童にてWS「ダンスの時間」を1年間隔月で実施。2014年、銀河ホール学生演劇祭2014にて『肌が感じていたかもしれないダンス小作品集』構成・出演。
 
 


2014/04/13

KYOTO DANCE CREATION vol.3ラインナップ決定!!

さて、今年で三年目をむかえる京都、若手振付家のショーケース企画、KYOTO DANCE CREATIONのラインナップと開催日が決定いたしましたので速報でお送りします!
今年は近畿圏公募選考で選出された実力派揃いの強力なラインラップ三組にゲストとして、ダンスカンパニーBaobabを主宰する北尾亘、京極朋彦ダンス企画を加えた全5組、同時上演!
上演日も三日間になり、さらにパワーアップしたKDCに、ぜひご期待下さい!!

上演スケジュール、チケット予約開始日等、詳細は近日このブログにて公開!


KYOTO DANCE CREATION vol.3

2014年7月18日(金)~20日(日) @京都 アトリエ劇研


<出演振付家>

●京極朋彦 / 京極朋彦ダンス企画
出演:京極朋彦 山崎阿弥
 

●北尾亘 / D-incline vol.2.5

出演:北尾亘
 
●きたまり / KIKIKIKIKIKI

出演:きたまり
 
●小堀結香

出演:小堀結香
 
●菊池航 / 淡水
 
出演:井上大輔 中村真帆 馬場陽子 菊池航