2010/03/30

英語の壁

チョンさんリハーサル二日目です。

昨日とはうって変わってよい天気です。京都芸術センターはもともとは小学校だった建物を改装して作られたため、稽古場は太陽の光が差し込む元教室です。

今回のリハーサルには日本、韓国、フィンランドの三つの国籍を持った人たちが参加しているため、共通語は英語です。何とか聞き取ることはできるのですが、話すのが難しい!
必死で聞き取り、必死で伝えます。そんな時、元教室だけに黒板が大活躍します。授業みたいなリハーサルです。

しかしそんな状況だからこそ「体で何ができるか?」「どうしたら伝わるか?」ということがかなり厳密に試されるような気がします。

国籍の違う人々が何を考え、どう生きているのか?を感じ取れるよい機会であるとともに自分の考えを知り、何ができるのかを試す、絶好の機会です。

肌がビリビリくるような刺激的な一日一日を大切に、前向きに頑張りたいと思います。

2010/03/29

『between』始動

実は昨日から、そわそわしてろくに眠れなかったんです。
なぜなら今日から京都の暑い夏15周年記念公演〝3×Choreography〝のうちの一つであるチョン・ヨン・ドゥ氏(from韓国)による振付作品『between』のリハーサルが始まるからなのでした。

今回僕はこの作品にダンサーとして参加させてもらうことになりました。
思い起こせば一年前、オーディションに落ちたにもかかわらず「何か手伝わせてください」としがみついた僕のことをチョンさんは覚えていてくれて、さらに暑い夏事務局の方々のお力添えもあり、今回ダンサーとして出演させていただけることになりました。
本当にありがたいお話です。

だから昨日から「国と時間を超えて、明日の再会がある」と思うと、眠れませんでした。

そして今回の作品のタイトルは「between」
一か月のリハーサルでゆっくりと注意深く、様々な関係性、境目、間、距離といった「between」を探していきたいというチョンさんの思いからつけられたタイトルです。

チョンさんと僕らの間に素敵な作品ができるよう頑張りたいと思います。
本番は5月の8、9日、京都芸術センターにて。

三月も終わろうとしているというのに、京都は今日、雪が降って大変なことに。さすがに本番を迎えるころには暖かくなっていて欲しい。。。

2010/03/27

新長田の鉄人

今日でコンタクトインプロフェスも終わり。
今回の経験でコンタクトインプロとは、数をこなせばこなすほどバリエーションとアイディアが増えるコミュニケーションツールであるという気がしました。
ある程度の決まりごとがあるとはいえ、厳密な型があるものではなく、その都度、新しい可能性に開いて行くことを容認しつつ発展していきます。

ただ経験者の話によれば、ある程度続けていると定型のように現われる形や動きがあるようで、そこからいかに新しい扉を開くかが難しいということでした。

なんにせよ終わりなき旅であることには間違いなさそうです。わかりやすい結果が重宝されがちな世の中で果てしないものとか、答えのないものに出会うと嬉しくなります。
またひとつ大きなものに出会った気がした4日間でした。

そうそう、大きなものと言えば新長田には鉄人がいます。しかも結構でかい。

モリモリな一日

コンタクトインプロフェス三日目です。
今日一番のヒットは体の中心に太陽をもつというキーワード。
体の中心ってのはイメージでしかなくてそんな臓器があるわけではないのだけど、そうイメージする事で動きの助けになるよという話。
体の中心から放射線状に力が広がっていて地面を超えて地球の裏側まで届いている。あるいは宇宙まで… なんていうと、だんだん胡散臭くなってきますが。

ここに宮沢章夫さんがいたら「そんなわけないだろ」といわれそーだ。(実際僕が覚えたての演劇のワークショップのワークを一生懸命やってた時に実際言われたしね)

疑うことと信じること。どちらも楽ではないが、結局はどちらに安住するでもなく、その間を行き来し続けることになるのだと思う。
最終的には好みって事になるのかもしれないけれど、やった事のないことをやる時の基本スタンスは信じることだと思うので自分のできる限りでもって信じてみる。
どっちにしても体力、気力が要ります。

その後四条にて夏のサミットのチラシを作ってくれる岸本くんと打ち合わせ。
チラシ作りって結構楽しい。いいチラシが出来ると、いいダンスを作らねばという気になります。
そういった意味で今回は思い切って、ダンサーで振付家の山下残さんにコメントを依頼させていただきましたした。

残さんは初演の時にアフタートークゲストとして来て頂き、実際初演を見て頂いたということもあり。どんなコメントが届くか楽しみです。

残さんの新作「大洪水」は横浜ですが、ぜひチェックせねばと思いながら帰宅。

途中でギャラリーLuceのサキちゃんにソーグー。ひょんなことからグラインダーマンで共演した伊豆さんも交え飲みに行くことに!

ものすごい偶然が重なりあって、まさかの京都飲み会が開催。こんな偶然もあるもんだってことで賑やかな夜を楽しみました。

本当に盛りだくさんな一日だった。。。明日はコンタクトインプロフェス、ラストデー頑張ろー

2010/03/26

ポジティブシンキングin新長田

今日も引き続き、新長田までContact Improvisation Festival Japanに参加してきました。
大体のワークは二人一組になって行うようです。(レベルが上がると複数でのコンタクトもできるようになるらしい!)
互いの体に触れたり、体重を預けたり、乗っかったりしながら体で会話する感じというのが僕の二日間の経験から説明できる精一杯です。。。

ワークによってパートナーを変えてやっていくのですが、当たり前のことながら人が変わると勝手も変わるので、これはもう技術というよりもいかに相手の体に集中できるかと、いかに自分の意図を上手く相手に伝えられるかということにかかっているような気がしました。
会話と同じです。

ワークには総勢20名ほどの人が参加しており、海外からの参加者も多数います。
言葉は通じなくても体で会話できるのは素晴らしいことだなあと思います。
英語勉強しなくちゃとも思いますが。。。

あと単純に人と踊るということが、今まで一人で踊ることが多かった自分にとっては新鮮だし、一人で抱え続けてきた問いに、少し答えが見つかってくるような感覚になります。
たとえば体が動き出す瞬間の動機について、そこから積み重ねていく体とその嘘についてなどなど。。。まだはっきりとは言葉になりませんが。

自分の作品を作るとき基本的にネガティブな思考から入りがちなのですが、こうやって人と体を動かしながら作るものは入り口としてはとてもポジティブだなぁと感じます。
この先は厳しい世界が待ち受けているかもしれませんが。。。

明日、明後日とフェスは続きます。明日、雨降らないといいのですが。。

2010/03/24

コンタクトインプロヴィゼーションの世界

今日は新長田のArt Theater dB神戸にCIFJ(Contact Improvisation Festival Japan)という催しに行ってきました。

Contact Improvisationとは接触即興と訳すようでダンスの技術の一つ?と考えてよいのでしょうか。自分も名前だけは聞いたことがあったのですが、今回初めて体験しました。

今回体験してみて体を動かす根拠みたいなもの、なぜ動くのかということが相手の動きに由来するということが前提にあるように感じました。

ということは相手の動く根拠は自分にあるってことで、そうなると卵が先か?鶏が先か?みたいなことになって。。。
ただ一つ言えることはそんなこと考える前にとりあえず人と踊るってことを楽しんでみようと思います。

明日から三日間、新長田に通います。ううん、遠い!

2010/03/23

雨の京都とシンガポールの青空

今日は一日中雨が降り続く京都でした。
洗濯物は乾かないし、服は濡れるし良いことありません。
でも今日はバイトもなかったので朝はゆったりと起床。朝食を作り、大学に用事があったので出かけた後、夏のサミットに向けた書類作りに没頭し、お昼はマエダダイナスティーという店(よく行く店ですが未だに経営の方向性が定まっていない気がしますが、安くておいしいお店です)で済ませ、リハーサルへ。

なんせ雨ってだけでテンションが下がる。しかも3月とは思えないほど寒い!
良いことが一つもない!!

と思っていた矢先一通のメールが。
東京のパフォーマンスカンパニーGRINDER-MANの主催の方から、出演の依頼。
SINGAPORE ARTS FESTIVALからはや二年。マーライオンをバックに踊ったなぁ。。

未だにお声をかけて頂けることに感謝です。ということで今日は懐かしいシンガポールの想い出を少しだけ公開です。僕はシンガポール人にまぎれてわからないという噂もあります。探してみて下さい。

2010/03/22

季節の変わり目

「かつて泥棒を生業とするものは、真っ暗な森の中を棒きれ一本持って全力で逃走することができた」

泥棒であれ何であれ、一つの信念を持って走るものは目の前に障害が立ちはだかってもどう対処すべきかが瞬時に分かるのだということをこの文章は言っている。

そして僕は高校の文化祭で、どこからかこの文章を引用してきて文化祭実行委員長のあいさつとして冊子に書いたらしい。

と、いうことを先日、高校時代の友人に言われるまですっかり忘れていた。
高校生のくせにたいそうなことを書いたもんだ。詳しい内容は忘れたが、その後、僕はこの文化祭をきっかけに演劇の道を志すこととなる。

ところが大学に入ってからダンスと出会い、いきなりその決意は揺らぐのだった。

こんなたいそうなことを書いたもんだから、高校時代の友人は皆、僕が演劇を志しているものだとばかり思っていて、ダンスをやり始めたと聞いて「演劇じゃないの?」と首をかしげた。僕自身もこの文章を書いた時は、ダンスをやるなんて夢にも思わなかった。

そして今、自分に問うてみる。「今自分は何を持って走っているか?」と。
「一つの信念を持って迷わず全力疾走しているか?」と。

ダンスと演劇を並行して学び、卒業後もいわば二足のわらじで走ってきた。それが果たしてどういうことか?どちらも中途半端で、いずれそのわらじに足をすくわれるのではないか?ここ一年ほどの間、そのことをよく考えるようになった。
というのもつい最近まで僕はこの二足のわらじを新しい可能性を切り開くものとして、結構気に入っていたのだ。

だか世の中そんなに甘くない。二足のわらじではおそらく全力疾走はできない。

なぜこんな話を書くかといえば、今年で僕の卒業した京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科が無くなり、映像と舞台が別々に独立した学科となるからだ。
別にそれが良いとか悪いとか、どうこう言う気は全くない。

僕自身、両方を学んだことに後悔はないし、今後それが大きな武器になると今も信じている。しかし自分のやりたいこと、信念は一つにまとめるべきだと最近心底思う。かたちはどうであれ。それがみすぼらしい一本の棒きれだとしても、それを基準に判断ができるのだから。

そして明日、映像・舞台学科最後の卒業生の卒業式がある。
なんだか感慨深い。

大学を卒業して三年。そして来週からは新たな挑戦である、チョン・ヨン・ドゥ氏との稽古が本格的に始まろうとしている。

様々なことが終わり、また新たなことが始まろうとするこの季節。
なんだかしんみりしてしまうと同時に、俄かに闘志が湧いてくる。

2010/03/20

試行と思考の日々と一通の手紙

今日は伊丹のAI・HALLに京都のダンスカンパニーKIKIKIKIKIKIの「生まれてはみたものの」という作品を見に行ってきました。

上演中、いろんなことを考えました。当たり前のことですが、劇場に入って開演しちゃうと、好きとか嫌いとか、面白いとか面白くないとか関係なく、目の前でやってることを見る以外あんまりやることがないんだなぁとか。席を立つこともできるけど。


そのあとはリハーサル。考えることと体を動かすこと。試行と思考の連続が作品になり、その作品が新たな連続を生む。何事も続いているのだと考えるなら、作品も日々の連続を区切ったものでしかないとも考えられるんだよな。。。などど考えつつ、家に帰ると郵便受けに手紙が!


なんと「青春60デモ」に出演された60ダンサーズの舘さんから、丁寧にお礼のお手紙が来たのでした!!

はがきにびっしりと綴られた文章には「これからダンスを習ってみようかと思います」という決意が!?思わず玄関先で泣きそうになりました。


本当に60ダンサーズには「新しいことに挑戦するのに遅すぎるということはない」ということを教わりました。

本当に関われてよかった。彼らと過ごした一か月は、今も僕の中に連続していて、これからも新たな刺激を孕みつつ、続いて行きそうです。

2010/03/17

バスな休日

今日は久々に何もない日。とはいえ細々とやることはあるもんです。

朝から部屋の掃除、洗濯を済ませ、用事を済ませに造形大学の研究室へ。

そこで学部生時代の後輩で休学していた友人にバッタリ会いました!!
今年の4月から4回生として復学するということ。
あまりに突然の再開にやたらテンションが上がってしまい、学生並みに騒ぐ始末。
来週は大学も卒業式だそうです。もうそんな季節なんです。4月がもう目の前。
いろいろ終わって、いろいろ始まる季節です。

その後、東山区青少年活動センターへ助成制度の報告書を提出しに。バスで移動。
バス停でバスを待っていると「練習中」と書いたバスが到着。教習の車は見たことあるけどバスは始めて見ました。。

2010/03/16

リハ!リハ!リハ!

只今、リハーサルまっただ中です。
ううん。頭の中で常にティッティータッタティッテトングウーン来てダダダンと振りをイメージして、途切れたらまた始めから、ティッティータッタ・・・と。

振付をされるという経験が今までほとんどなかったので苦労してますが、新しいこと、出来ないことをやることの楽しさは青春60デモのメンバーに教わりました。みんな元気かなぁ?

でも普通ダンスって人に動きを教えてもらうことから始めるもんですよね。
改めて自分のやってることが何なのか考えてしまう・・・ヒマもなくただひたすら振りを返していきます。

そうこうしてるとブログに載せる写真とか撮り忘れる始末・・・
まあそうそう毎日劇的なことって起きないですよね。言い訳ですね。はい、頑張ります。

2010/03/13

グラインダーマン始動!!

以前から僕がお世話になり、今までに大阪、京都、シンガポールと本番に出演させていただいた、東京のパフォーマンスカンパニー「グラインダーマン」が新規プロジェクトに向けて動き出しました。

その第一弾が来月始動します。関東圏にお住まいの方は是非参加してみてください。

【グラインダーマンワークショップ参加者募集 】

グラインダーマンは2010年度にパフォーマンス作品 [MUSTANG]シリーズの劇場公演、そしてまっさらな新作の上演 を予定しています。
このクリエーションにむけた新たな出会いに期待し て、出演者を募集する目的でワークショップを開催します。
【テーマは、3人】孤立と共生が起こる“3人”という最小単位に注目して、互いの 存在の掛け合わせから生まれる身体表現を探ります。 ワークショップ募集要項自己の身体に向き合うワークからはじめ、接触による他者との意思疎通 を探りながら、パフォーマンスに使用するゴーヘッド・パラレル(立方 体のハコ)を用いて複数人との関係性へ発展させます。
後半には参加者 及びグラインダーマン出演メンバーからなる3人1組チーム を構成して、共同思考による創作、発表を行います。



【日 時】2010年4月17日(土)/ 18日(日)13:00~ 17:00 全2回



【会 場】急な坂スタジオ〒220-0032 横浜市西区老松町26-1 旧老松会館



【参加費】1回 3,000円 ※各回異なる内容ため2日間続けての参加も 可能



【定 員】1回 18名 ※先着順受付け



【対 象】3年以上のダンス・演劇等舞台表現経験者



【お申込み方法】当ウェブサイト・メールからお申込みください。お申込み後数日以内に メールにて参加費のお支払い方法及び注意事項等をご連絡いたします。 お支払い方法は銀行振込になります。


・ウェブサイト(PC)ワークショップお申込みフォームはこちらhttp://mustang.grinder-man.com/program/ws201004/ws_form/
・メール表題を「ワークショップ申込み」とし、お名前・性別・年齢・電話番 号・メールアドレス・参加希望日・簡単な経歴をご明記いただき ws@grinder-man.comまでご送信ください。



【お問合せ】株式会社イッカク Tel.03-5761-4655info@grinder-man.com
グラインダーマンhttp://www.grinder-man.com/

2010/03/12

土方巽シンポジウム

今日は京都造形芸術大学で「土方巽~言葉と身体をめぐって~」というシンポジウムがあり、普段見られないような土方巽の映像の上映とゆかりのあるゲストの方々の対談がありました。

今までいくつか土方巽の映像を見たことがありましたが、今回はstudio21で大きなスクリーンでの上映だったため、大迫力でした。

今回土方巽の映像を見ていて、以前人に「何があなたの体を動かしているのか?」という質問をされたときのことを思い出しました。
僕はその時「劣等感」と答えたように思います。その考えは今も僕のどこかにくすぶっていて、今日スクリーンに映し出される土方巽の体を見ているうちに、またその考えが、ふつふつと湧き出してきました。

僕は今でこそダンサーと名乗っていますが、もともとダンスとは無縁の生活をしており、踊りに出会ったのは二十歳を過ぎてからでした。「自分は踊れない」と思っていたし、カッコよく、美しく踊るダンサー、ダンスというもの、そのものに憧れ半面、強い劣等感を感じていました。もちろん今もバッチリ。

でも最近その「劣等感」を埋めよう埋めようとして、すっかりこのことを忘れるよう努めていた気がします。
しかし魅力的なダンサーに出会うたび、レッスンを受けるたび、その劣等感は募るばかり。
こればかりはもう仕方ないと諦めて、というか受け入れて、日々そのことをあまり考えすぎないようにしていたのですが、スクリーンの中から土方巽が語りかけてきました。

「自分の踊りはどこいった?」

って気がしたんだな~
なんなんだろ?きっと好きなんだと思う。好きってだけじゃ片付かないことがたくさんあるけど、とりあえず明日、明後日もシンポジウムは続くので参加しようと思います。

未知とのソーグー

東京滞在の忙しい日々から一気に京都時間のゆったりした日々にもどるかと思えば、そんなわけにもいかず、朝からバイトです。
京都の早朝は寒い通り越して痛い。。。

バイトの帰り道、川端通り沿いを自転車で走っていると東山区青少年活動センターが主催するダンスワークショップ「ココロからだンス」の発表会の音響を務める、後輩の島くんにソーグー。

百万遍交差点では同じく今月末、大阪市立芸術創造館にて、第二回目の劇場公演を控える「夕暮れ社弱男ユニット」の主宰、村上慎太郎にソーグー。

そのあと立ち寄った京都芸術センターでは来週末、伊丹市立演劇ホール、アイホールにて行われるダンスカンパニー「KIKIKIKIKIKI」の映像を担当する相模くんにソーグー。

京都は狭いとはいえ、今まさに創造活動に携わっている同世代に三連続でソーグーするとは。。。

みんな頑張ってると思うと、自分もウカウカしていられません。
「ウカウカ」ってカタカナにすると楽しげですが、実際何してることのことを指すのだろ?

最近、ひどく個人的な話ですが、カタカナに凝ってます。
今年の夏のサミットのタイトルも「回廊」から「カイロー」に変えました。再演ってこともあって、気持ちを新たに良いものを作りたいと思います。もうすぐ概要が決まるので、しばしお待ちを。。。

2010/03/10

京都に帰ってきました


今日東京から京都に帰ってきました。すっかり京都の生活に慣れてしまったのでなんとなく「ただいま」な気分です。
大荷物を抱えてアパートの郵便受けを見たら何やら分厚い茶封筒が突き刺さってました。差出人は「京都の暑い夏事務局

中には今年の「京都の暑い夏」のパンフレットがなんと30部!配れってことですねっ!?
「京都の暑い夏」とは今年15周年を迎える国際ダンスワークショップフェスで春と夏、年二回、京都、滋賀を中心に行われています。
毎回海外からたくさんダンサー、振付家が教えに来てくれます。
今年、僕はチョン・ヨン・ドゥという韓国の振付家の作品に出演させていただきます。
去年のヨン・ドゥ氏のワークショップ兼オーディションに参加したのがきっかけでお声をかけて頂きました。
その時僕はオーディション落ちたんですが「何か手伝わせて下さい」とだけ伝えておいたら、今年になってダンサーとしての出演以来がきました。
人の縁はありがたいですね。
リハーサルは今月末から。それまでにコンディションを整え、英語を勉強して臨みます!
そうこうしてるうちに携帯にメールが。
青春60デモに参加していた樋口さんが京都の実家に帰る予定をわざわざ次回の僕の公演に合わせて、見に来てくれるとのこと!ここにもありがたい人の縁がありました。
次回公演は5月8、9日。京都芸術センターです。詳しくは京都の暑い夏事務局まで!

2010/03/09

東京→京都

昨日で「青春60デモ」も終わり、明日京都に帰ります。
思えば12月から東京と京都の往復生活。長かったぁ~

今回の東京滞在で様々な作品、人々と出会い、自分の中で、いろいろなことがハッキリしたような気がします。なんか本当に疲れたけど、無理してスケジュールを組んだ分、得るものが沢山あった。

8月のこまばアゴラ劇場、夏のサミットに向けて、いろんな進展があったし、今後の京都での活動に大いに影響を与えるような人と出会えたし、本当に刺激的な3ヶ月でした。

そうこうするうちに次回公演のリハーサルがスタートします。気持ちを新たに、頑張りたいと思います。東京でお世話になった方々、ありがとうございます。夏には今よりもっとパワーアップして戻ってきます。


~次回出演予定~

京都の暑い夏15周年記念

チョン・ヨン・ドゥ振付作品


日時
2010年5月8、9日

会場
京都芸術センターhttp://www.kac.or.jp/

問い合わせ

京都の暑い夏事務局
http://www.hotsummerkyoto.com/

青春60デモ終了

とうとうこの日がやってきました。「青春60デモ」最終日。

この一ヶ月本当に早かった。

会場に来ていただいた方はご覧いただけたかと思いますが、今回の作品では世代を超えて、下は10代から60代まで同じ舞台で演じ、踊りました。


こんな経験今までしたことが無いし、本当にHAPPYな公演でした。もう後は写真を見ていただければ分かると思います。60ダンサーズ、学生サポーターズ、そしてアゴラ劇場サミットのスタッフの方々、ワタルくん、邦生さん、みんな本当にありがとう!!







2010/03/07

明日は60デモ最終日


今日は「青春60デモ」初のお昼公演。

日曜日と言うこともありたくさんの方々にご来場いただきました。

写真は60ダンサーズのうち、もっともキャラが濃いという噂の樋口さんです。
樋口さんは本当にお友達が多く、なんと呼んだ友達の数は50人!
明日の千秋楽ももちろんお友達が会場に詰め掛けます。
本当に今回僕は振付助手として参加し、おこがましくも教えるという立場だったわけですが、逆に60代の方々から教わることの方が多かったように思います。
決断することの大切さ、乗り越える勇気、本当にたくさんの元気をもらいました!
明日で最後なのが残念です。今日客席を増席したので、当日券あります。
当日券は前売料金と変わらず1,800円。
14:00開演。上演時間60分+トーク20分。お待ちしております。是非会場に遊びに来てください!


2010/03/06

青春60デモは止まらない

今日から僕も「青春60デモ」に参加です。

こちらの本番は3日から始まっていて今回で三回目。
60代の方々、全く勢いが止まりません。終演後のアフタートークでも喋る喋る!

今回の公演は日本大学、桜美林大学で演劇やダンスを学ぶ学生さんたちにも手伝ってもらっているのですが、彼らに全く引けをとらない60代の皆さん。

明日、明後日も期待してます!チケットが売り切れ寸前みたいです!ご予約お早めに!

2010/03/05

何時のはなし?

今日は「青春60デモ」の休演日。僕は昨日まで別の本番だったので、明日から参加します。


それにしても今日は午前中から春のような気候で、昨日までの筋肉疲労を引きずりつつ、麗らかさにつられてチャリで買い物へ。


そしたらなんと上野公園のサクラが咲いてました!こないだ年が明けたと思ったら、もう春ですね~サクラってかっこいいな。

その後は快快-faifai-『Y時のはなし』を見に原宿へ。
久しぶりに原宿界隈を散策。去年の夏、ダンスの衣裳を探してラフォーレを走り回ったのを思い出しました。


会場に着くと杉原KUNI王子とヒメさんに遭遇。あれ?ここは京都?



会場は原宿のど真ん中。Liveあり、物販あり、散らし寿司ありの楽しげなエントランススペースと、それ以上にハッピーな作品に、すっかりファンになりました。

おもしろいって思えることって、「やってみたい」とか「出来るかも」ってことと結構結びついてる気がします。本当におもしろいって思えることは特に。

飛ぶ鳥は飛んだか?


今日「飛ぶ鳥」の本番が終わりました。出っぱなし、集中しっぱなしの45分。今になってドドドっと疲れが…
写真は今回の舞台空間です。
運動量的にはそこまでないのですが、舞台上にずっと「いる」ので、相当神経を使いました。踊るっていうよりただひたすら集中すること。目ん玉ひっくり返るかと思った~明日はゆっくり休んで明後日の「青春60デモ」に備えたいと思います。

2010/03/04

公演初日

今日は「飛ぶ鳥」の初日でした!
小屋入り初日でもあったため、相当バタバタしましたが無事初日を迎えることが出来ました。
今回の公演は、決められた振付と振付の間にかなり即興的なシーンがあります。

そういった「決められていない部分」が「決っている」部分を電車の連結器のように緩やかにつないでいます。そのため連結器が形を変えると電車同士のつながりが変化し、電車の進行状況を変えていきます。
それは、かなり脱線する危険性が高いともいえるのですが、その変化が作品全体に新しい空気を吹き込んでくれるというのも事実。

思えば自分はこの「連結器」の部分にこだわり続けてきたように思う。つまりは「即興」ということについて。

今日見に来てくれた高校の友人たちに「あれって全部きっちり決ってるの?」と言う質問を聞いて、そんなことをあらためて考えた。

ゆくゆくは連結器のみで走ってみたいとも思う。もはやそれは電車ではないという話もあるけど。

2010/03/03

明日本番!!

青春60デモ」の衣裳で、学ランを使うことになり、久々に実家のクローゼットから、高校時代に僕が実際着ていた学ランを引っ張り出してきました。

すると、ポケットに何やら紙切れが・・・・

開いて見ると、なんと高校の卒業式の日から入ったままの校歌と蛍の光の歌詞カードが!!
わが青春時代の遺産と思わぬところで出会いました。

明日から「青春60デモ」「飛ぶ鳥」ともに本番です。どちらのPRをしようか迷っているうちに夜も更けてしまったので、青春60デモに寄せた当日パンフレットのコメントを一足早く公開します。ブログって書くの大変ですな。

パンフレットコメント

振付助手:京極朋彦

60ダンサーズは踊ったことのないダンサーズだった。
けれども彼らのその豊かな人生経験の中には既に「踊り」はあった。
彼らが生きてきた歴史、佇まいや口癖、その記憶の中に、踊りが踊りになる前の「踊りの糸口」が。

自分の体の中にくすぶっているそれらを引っ張り出し、その中にもう一度、自分の体ごとダイブする。
その過程は、踊った事のない60ダンサーズにとって、どんなに勇気がいったことか!

彼らに寄り添って作品作りをしていて一番強く感じたのは、稽古ごとに増していく、その勇気だった。
この勇気が彼らの顔つきを日に日にダンサーに変えていった。
もはや誰が何と言おうと、彼らは60ダンサーズなのだ。本番思いっきり楽しんで下さい!


青春60デモ」「飛ぶ鳥」どちらの公演もどしどしチケット予約お待ちしております!

2010/03/02

「飛ぶ鳥」本番直前!!

今日は新高円寺にて「飛ぶ鳥」の稽古でした。


もう稽古も大詰め。やっと「飛ぶ鳥」の全貌が明らかになってきました。

ダンスって台本も無く作るから、本番直前まで自分たちが何を作っているのかわからないんですよね。

そんな寄る辺ない作業の積み重ねが本番を作っていくんです。

信じるものは稽古のみ!と言うことで残りの稽古頑張ります!


写真は共演者の皆さんと照明さんです。自分はなぜかよそ見してますが、みんないい顔してます!

公演詳細はこちらです→http://kyo59solo.blogspot.com/2010/02/w.html

2010/03/01

いろいろリフレッシュ

今日は久しぶりのOFF!

午前中は雨でしたが、午後からうそのように晴れたので自転車で上野へ、本番で着る衣裳を探しに行きました。

あまりに天気がよかったため上野公園へ。そこで出くわしたのがこの風景。

大道芸人VS子供。抜き差しならぬガチンコ勝負の現場です。大道芸ってよっぽど本気じゃないと出来ないと思う。

以前渋谷のスクランブル交差点で踊って、警察官三人に取り囲まれたこと思い出しました。本気って大切。

そのあと桜木町にある野毛シャーレという劇場に岡崎藝術座「リズム三兄妹」を見に行った。
久しぶりに面白い舞台を見た。素直に1時間30分楽しめたし、演出力が半端じゃないです。

いいモノを見るとまた明日から頑張ろうって気になります。稽古がんばります!