この週末はいろいろな作品を見ました。
一個目は映画。京都シネマにて『ベジャール、そしてバレエはつづく』
モーリス・ベジャールの死後、バレエ団を引き継いだジル・ロマンと団員達を追ったドキュメンタリーで、とにかくダンサーたちの体が美しいです。
どんな業界でもそうだと思うけれど、その業界に居る人たちにとっての「革新」と、その外に居る人たちにとっての革新との間には大きな隔たりがあります。
しかし、そんなことを超えて、誰もがその革新の息吹と興奮を享受できるものが、本当の意味での革新と呼べるのではないでしょうか?
というような偉そうなことを映画を見て考えました。この映画に出てくるダンサー達の体は、バレエのイメージからはみ出そうとしているように見えました。それはバレエを見たことにない人にも革新の息吹を感じさせるのではないかというほど魅力的でした。
二番目は舞台京都の劇団「地点」の『誰も、何も、どんなに巧みな物語も』。
この舞台は僕の踊りの先生でもある山田せつ子さんと地点の安部聡子さんが出演されていました。ジャン・ジュネのテキストをもとに作られ、劇中にもそのテキストが語られます。ジュネの言葉はやはり破壊力があり、たとえそれが日本語に翻訳され、日本人が喋っても見る者の知覚に訴えてくるものがあります。
三番目はアトリエ劇研のC.T.T.上演会
出演した全団体に知り合いがいたため、改めてみんなそれぞれに頑張ってるんだなぁと、勇気づけられました。
今度の夏に上演予定のソロダンスの初演がアトリエ劇研だったということもあり、上演中は自分のソロのことばかり考えてしまいました。
何をやるにしてもやはり最初に体の魅力がなけりゃ始まらない。アイデアはその後ろについてくるはず。夏に向けて精進せねば!
そして最後は京都の暑い夏国際ワークショップフェスティバルオープニングパフォーマンス@初音館
コンテンポラリーダンスを見たことがない友人を誘って見に行き、あとで感想を聞いたら「なんか夢に向かって頑張ってるって感じ」ということ。
うん。そうだよね。普通そうだよね。と改めて自分は「ダンスをやる側」に居るんだということを認識した気がしました。
明日からとうとう暑い夏ワークショップが本格的に始まります。本番まで二週間。ここからが勝負です。思いっきり楽しみたいと思います!
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