チョンさんの公演の共演者であるエミーはフィンランドから来た女の子です。
実は僕より年下ではありますが、しっかりした子で何よりタフです。今年大学の舞踊科を卒業しマスタークラスに入学するそうです。
今回のダンサーは五人中、四人が日本人ですが、彼女は決してめげることなくリハーサルに挑みます。
慣れない土地、なれない人、そして初めて体験するチョンヨンドゥ流の作品作りに戸惑い、苦しみながらも、決してあきらめません。
今日は帰り道、二人で夜の鴨川をサイクリングしながらいろんなことを話しました。もちろん英語なので僕がエミーの話を理解するのに大分時間がかかったり、信号待ちで話が盛り上がって三回ぐらい青信号を逃したりしながら帰ってきました。
エミーはダンスについて話し出したら止まらなく、聞き取るのに精いっぱいなところに急に「トモヒコはどう思う?」的なことを聞いてくるので大変ですが、彼女は本当にダンスが好きなんだということがよく伝わってきます。
小学校のころ、家までの帰り道を友達と夢中になって話しながら、立ち止り、寄り道し、時にはこのまま家に着かなければいいのにとさえ思いながら帰ったのを思い出しました。
別れ際に「キョウハ ツカレマシタカラ マタアシタ」という意外にドライな日本語を披露したエミー(笑)
海外に自分と同じようなことを考えている同世代がいるということがわかって、とても勇気をもらいました。
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