今日で京都の暑い夏国際ワークショップも4日目を迎えました。
毎日、朝から晩まで踊りっぱなしです。今日で全ての講師の授業を見学しましたが本当にそれぞれ素晴らしい身体性と思考性、哲学を持っていて、毎日が驚きの連続です。
でもやっぱり僕にとって一番魅力的に思えるのはチョンさんです。
今日のリハーサルでも、僕がダンサーの一人を持ち上げる動作に苦労しているとチョンさんが一言「チョコスティックをつまむと思ってやりなさい」といって完全に問題が解決しました。
いや、べつにチョコスティックがどうとかではなくて(笑)重いと思うから重いんだという話で、人はどれだけ固定概念に囚われがちかということなんですけど、あまりにもチョコスティックの一言で問題が解決したことに驚きを隠せませんでした。
もちろんその後にもう少しテクニカル的な補足もありましたが、僕にとっての問題点はほぼ一言で解決されました。
「出来ないと思うから出来ないんだ」というと精神論的で出来ない人にとっては苦痛です。
しかし、モノは言いようで「出来た経験を思い出して、それが出来た自分を信じてみなさい」と言われると出来そうな気になります。これも一種の精神論ですが、そこにチョコスティックを持ってくるあたりがチョンさん流のやり方で、自分にはとてもしっくりきます。
と、言いつつ、今になってチョコスティックって具体的になんだろ?と思ってしまいましたが。。。
まあそれはいいとして、今日作品にとって大きな変更があり、全体の構成が一気に変わりました。それによって作品が一気に立体的になり、明確なコンセプトを持ち始めました。これからが楽しみです。
明日からもチョン・ヨン・ドゥマジックは続きます。写真は割れたゆで卵を熱心に撮影するチョンさん。たまに、この人は普段何を考えてるんだろう?と思うことがあります。
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