今日は普段リハーサルをしている京都芸術センターのイベントがあり、われわれもその一環としてオープンリハーサルをしました。
要は普段稽古している姿を公に公開し、作品が出来上がるプロセスを見てもらうという趣旨のものです。
しかし、ふたを開けて見れば、結構本格的に舞台と客席が組まれ、ほぼ本番みたいなもんでした!
照明も音響も割としっかりしていましたが、衣裳とか普通に稽古着だったのでちょっとアンバランスでしたがダンサーとしては本番さながらの環境で稽古が出来たので良かったです。
オープンリハーサルには暑い夏ワークショッップで一緒だった人や講師の先生方が見に来てくれていろいろ感想を聞くことが出来ました。
余談ですが僕は公演後、大抵見た人に「おもしろかった」といわれます。しかもちょっと半笑いで。
そう言われることはもちろん嬉しいのですが「半笑い」の意味が毎回気になるところです。
かつて僕の踊りは「ダンスではなくて体を張ったギャグだ」と言った人がいましたが、なんか僕の動きはネタ的な要素があるようです。半笑いの原因はどうやらそこのあるようです。
そこを深く考えて見ると、やっぱりどうしてもテクニックの問題にぶつかります。
僕の踊りはテクニックの無さを何かネタ的なもので無理やり補う傾向があります。力技的に。
前向きに考えればそれも一つの武器です。しかし自分の中でもうすでにその武器を使うことに戸惑いが生まれているのも事実です。
これからどんなにテクニックを磨いても本質的なネタ気質は変わらないとは思いますが、もう少し力技以外のところを学んだほうがダンスがもっと自分にとって楽しいものになる気がします。
チョン・ヨン・ドゥ哲学によれば「ダンスのために人生があるのではなく、人生を楽しむためにダンスがある」んだそうですから。
0 件のコメント:
コメントを投稿