人は食べ物以外からも栄養分を吸収しているという話を本で読んだことがある。
それは例えば空気。呼吸は人が生まれてから死ぬまで続く行為の一つで、人が一生に吸ったり吐いたりする空気の量は膨大な量であるため、空気中に含まれる鉄分などは人にとって大きな栄養源であるという。
あとは視覚。鮮やかな色を見たり、刺激を受けると体が活性化する。人間って本当に良くできている。
で、何でそんな話を引っ張ってきたかと言えば、昨日と今日が全く対照的な一日だったために、その栄養の吸収量はどれだけ違うんだろ?っていうマニアックな話。
昨日はバイト先が忙しくておそらく80人くらいのお客さんを相手にし、その後、友人二人と稽古をし、そのメンバーで沖縄料理を食べに行き、その後、夜中まで飲むという忙しくも楽しい一日。
一方今日はバイト先は忙しくなく、その後も一人でカフェに行き、一人で稽古、家でご飯を食べて、洗濯して終わるという、寡黙で簡素な一日。
昨日は予定が多く、出会った人、しゃべった人も多かったため、刺激的な栄養は盛りだくさんだったけど、逆に今日はゆったりとしていたので、周りの景色が目に入ったり、考える時間が多かった。
何が栄養で何が毒かどうかは分からないけれど、身の回りには、いろんなところに栄養になるものが転がっていると思うと、元気が出る。
五月になって木々の緑が鮮やかだったり、少し深く呼吸してみたり、それらすべてから栄養をもらうことが出来ると思えば、タダで、かなり幸せな気分になります。
もう少し野菜が安くなれば、食べ物からの栄養も豊富にとれるのに・・・と思いつつ、野菜売り場を、視覚的栄養を吸収するのみで、通過するのでした。
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