最近ジョディの話題ばかりで浮かれていたので、今日は違う話を書こうかと思います。
いや、この話は前々から書こうと思っていたのですが何となく寝かせてあった話題で、先月末の東京公演を見に来てくれた友人の話です。
彼は公演後にわざわざ京都まで感想の手紙を送ってきてくれました。
彼との付き合いは高校一年の時からなので、かれこれ10年ほどになるのでしょうか?
全く連絡を取り合わない時期もあったのですが、卒業後は東京芸大に行き、卒業制作で賞をとってその副賞でヨーロッパに行っていたようです。
当時、僕の高校はバリバリの進学校だったため、東大、慶応当たり前。芸大に行くなんてやつはほとんどいなく、異端もいいとこでした。
なので僕が東京を離れるとき、新宿駅まで見送りに来てくれたのは彼と、パティシエを目指して短大に行った子の二人だけでした。。。
大学時代、住んでいた四畳半の風呂なしアパートに、寝袋をもって泊まりに来て、床に落書きして帰った彼はその後、全く連絡が取れず、ふと送られてきた手紙は、イギリスからの国際便でした。まあお互い変わり者同士、惹かれあうようです。
そのくせ、お互い何となく照れ臭いので、普段メールも電話もしないのでたまに会って、ごくたまに手紙をやり取りしています。今回も毎度のごとくA4の紙にびっしりと感想が書き連ねてありました。
友人同士というのはどうしてもフラットな目線で作品を見あうことが難しく、僕が彼の卒業制作を見に行ったとき感じたように、彼もまた、それを懸念して今まで僕の作品を見に来なかったのですが、今回やっと見に来てくれました。
それだけで僕としては嬉しかったので、当日、会場でも声をかけることも無く、後でメールするでもなく、いたのですが、手紙の内容を見る限り、なんだ、結構楽しんでくれてたんじゃん!とか思いつつ、鋭い指摘もありつつ、とてもありがたかったです。
様々な困難にぶち当たった時や圧倒的な力を前に、己の情けなさに打ちひしがれる時。ふと思い出すのは、東京を離れるときの新宿、新南口の高速バス乗り場だったりするんです。
そして京都。始まりは四畳半の何もない部屋。寒くて眠れずに1キロ走ってから寝たあの部屋です。たぶん一生忘れないと思います。
そう思うと改めて今回の公演が、そして今後の活動が、自分を送り出してくれた東京の人たちと、自分を受け入れてくれた京都の人たちへの恩返しになっていればと、願うばかりです。
明日はまた、なにわ橋でジョディとリハーサルです。頑張らないわけにはいかないのだ!!
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